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S4-13 18日目:対抗呪文でロープの罠を解除 [ソーサリー4:王たちの冠]

再び道の近くまで戻ると、案内人はフーフボーン流の腕を広げる挨拶をした。「あんたがしてくれた知らせと語りに感謝するよ。でも、もう戻ってこないでくれ。あんたがマンパンのスパイに後をつけられて、俺達の村が見つかる危険を冒すわけにはいかないんだ。」
「俺がマンパンを破壊してやるさ。」
彼は微笑むと、もう一度腕を広げた。それから狭い道を上って姿を消した。

最後に少しだけ這い降りて、再び道に出る。太陽が照りつけてきて暑い。
振り返って、先ほど山に分け入った道を見つけようとしたが、数回入り口を間違えた挙句、擦りむいたり落っこちたりしただけだった。おそらく君は、フーフボーンが先導してくれたからこそ、あの斜面を上る信用を得られたのだろう。いずれにしても、風変わりな洞窟の村は今や手の届く範囲から失せたということだ。
道は崖っぷちに沿って両側に伸びている。

深い奈落を見下ろす険しい崖の縁に沿って歩く。峡谷の幅は広いが、その向こう側にマンパン要塞へと向かう曲がりくねった山道が見える。
1本のロープが峡谷の上の空中に張られ、その端が今いる道の上にきちんと巻かれて置いてある。
疑わしげにロープを眺める。峡谷のど真ん中で支えもなしにぶら下がっているのだ。
ロープを解いて引っ張る。手ごたえは信頼できそうだが、表面には違和感がある。ロープの反対側の端は、見えざる固定点から動かず、かなりしっかりと保持されているようだ。fIXの呪文でも使われているのだろうか?
表面が妙に滑らかでひし形の模様が描かれていることを除けば、撚りひもを束ねて端がほつれたごく普通のロープだといえる。
「HOW!」
呪文を唱えて、穏やかな魔法の声が君の耳に語り掛けてくるのを待ち受ける。
だが、声は聞こえてこなかった。代わりに、ロープを止めていた透明な固定点が唐突に消え失せ、ロープは谷間に落ちていった。
崖ににじり寄って目で追いかけるが、それは数秒で視界から消えてしまった。あれを保持していた魔法が何であれ、君の呪文で解除されたのは明らかだ。
これは対抗呪文だ!道を示す呪文は、固定の呪文を妨害するのだ。
奈落を見下ろす。ロープは見当たらない。底には、岩だらけの道が視界の向こうに続いているのが見えるが、ほとんどは眼下の霧に隠されている。
今いる道の先に目をやると、遠くに橋が見える。ロープは明らかに罠だったのだ。その場を後にして、橋に向かう。

少ししてから、頭上の斜面に何かが動く気配がした。見上げるものの、何も見当たらない。
フーフボーンがこちらの歩みを監視しているのだろうか?
手を振ってみる。2,3分してから、石ころが1個、君のこめかみに当たった。それが投げられたものなのか、単なる落石なのかは何とも言えない。
前方の橋はがっしりして頑丈そうに見える。今いる道から峡谷の反対側に架けられている。これがかつてマンパンへ向かう旅人がたどった道に違いない。
ここで時間を費やすわけにはいかない。


【変化点】
・現在/最大体力:14/17→13/17(呪文)

【対抗呪文】
・HOW⇔fIX

【感想】
行きの案内人二人は女性でしたが、帰りは男性です。
ロープの罠は、経緯こそ異なるものの、原作同様にHOWの呪文で看破できました。
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