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S4-20 19日目:塔の番人トロールに苦戦するも撃退 [ソーサリー4:王たちの冠]

朝になり、再び立ち上がる。
道を上っていくと、すぐに急勾配になった。片手を常に岩壁に置いて身体を安定させなければならない。
大きな岩を乗り越え、木の根を掴みながら上り続ける。
前方に石の塔が見える。太陽が地平線からのぞく。

上るに従い、道が高台の頂上に達した。道から少し外れたところに塔が建っている。廃墟のようだ。
塔にはなじみがある。君がバクランドで目にしたものに近い様式で建てられているのだ。だがこれは半ば倒壊している。ほぼ真ん中から上が、剣で斬られたかのように失われてしまっている。

塔の入り口に向かっていくと、戸口に影がよぎった。その姿は前屈みで酷く醜い。ここはトロールのねぐらになっているようだ。そいつはまだ君に気付いていない。
その怪物を観察する。そいつは崩壊した塔の内部を歩き回っている。ある石の塊から別の地点まで行ったり来たりする様は、命令されたもののように思われる。
君が近づくと、トロールの両眼がギラリと光り、君を捉えた。それから日差しの中にのしのしと踏み出してきた。
奴は君よりも少なくとも頭一つ分は上背があり、肩は出口を塞ぐほどもある。そいつは大きく吠えると、君を十分押しつぶせそうなほど大きい盾に重い剣を打ち合わせた。途方もなく強く凶暴な敵だ。
「dIm!」
星を見上げながら魔法を紡ぎ出すと、混乱の魔法の効果が表れた。トロールの眉毛が寄せられ、やや困惑した様子が伺える。奴を少しだけ倒しやすくなったと言えるが、それでもこういった愚鈍な怪物を混乱させるのは至難の業だ。

<第1ラウンド>
トロールがつまづきながら前進してきた!まだ剣の届く距離の外だが、奴は分厚い小盾の後ろに身を隠している。君は野蛮な攻撃に備えつつ、奴の防御を崩そうと剣を構える。
君が剣を振るうと、奴の盾から破片が飛んだ。奴は盾を掲げようとして、自分の顎を打ってしまう。

<第2ラウンド>
君が防御態勢に入る。トロールは盾を掲げて君の周りを回っている。
奴が目を細める。

<第3ラウンド>
目に入った髪をどかそうと奴が立ち止まる。その機会を捉え、君は正確で強烈な攻撃を打ち込む。奴は素早く反応したが、身体を屈めた際に危うくひっくり返りそうになった。
トロールの盾がぴくぴくと動く。

<第4ラウンド>
君はいったん退いた。トロールは盾に隠れたまま、視線を地面に落とす。

<第5ラウンド>
塔の入り口に目をやり、攻撃を続ける。身体を伸ばして、奴の頭上に剣を振り下ろす。剣を持ち上げようとして、奴がうっと声を漏らす。明らかに、自分の剣で喉を刺してしまうのを恐れているのだ。奴は盾で君の攻撃を受け止めた。
奴が大声でわめき始める。

<第6ラウンド>
攻撃の機会を捉え、剣をひるがえして柄で殴る。衝撃でよろめく奴に剣を繰り出すも、奴は素早く身体を反らせた。
トロールが剣を握り直そうとして、もう少しで剣を取り落としそうになる。

<第7ラウンド>
迅速な動きで距離を詰めて剣を突き刺し、気合の入らない相手の攻撃を弾く。トロールはよろめいて倒れたはずみに、危うく自分で自分を刺しそうになった。
奴は剣を持ちなおそうとして、取り落としそうになっている。

<あまりにグダグダなので、途中の戦闘描写は省略>

<第15ラウンド>
この戦いは間違いなく君の勝利だ。前に出て剣で突く。奴はパニックになり、地団太を踏んで聞き慣れない言葉で悪態をついた。
トロールが後ずさる。

<第16ラウンド>
圧力を掛け続け、剣で繰り返し攻撃を加える。身体を回転させて斬りつけた最後の一撃が、トロールの首をはねる!

立ち上がって心の平静を取り戻す。トロールは完全にこと切れている。
奴の身体を素早く探るが、ゴブリンの歯を紐に通したお守りが首に掛かっているのが見つかっただけだ。
紐を引きちぎって歯をもぎ取る。


【変化点】
・現在/最大体力:12/17→14/17(睡眠)→13/17(呪文)→10/17(戦闘)
・+ゴブリンの歯(1本)

【感想】
このトロール、攻撃力もさることながら、体力と防御力が非常に高く、「dIm」を使ったとしても長期戦を余儀なくされます。「mUD」でズブッと沈めるのが正解。
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