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ソーサリー2:罠の港街カーレ ブログトップ
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S2-1 第2部開始時データ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

【プロローグ】
王たちの冠は大魔法使いによって盗まれ、バクランドを越えてマンパンへと持ち去られた。
これを取り戻すために君は旅立った。もし君が失敗すれば、カクハバード全土は確実に滅びてしまう。

君はアナランドの前哨部隊の居留地を出て、シャムタンティの丘を横断した。道中、君は決闘で負かした暗殺者の命を助け、ダドゥーリーの魔術師の試練をくぐり抜け、疫病から村を救い、人々から恐れられていたマンティコアと戦ってこれを倒した。
君は冷酷な運命のねじれと恐怖の罠に直面した。生き残るために、君はたびたび剣を振るい、魔法も頻繁に使った。旅を通して、君は敵を欺き、惑わせ、罠にかけた。精霊の導きは君とともに変わり、今は「類人猿」となっている。しかし、今となってはその全てが遠い記憶だ。もうすぐカーレに到着するのだから…。

ジャバジ河の浅瀬に建設されたカーレは、かつてはラムール湖から海へと航海する商人達を襲う海賊どもの野営地だった。その後、野営地は発展し村となり、村は町となった。そして今や、カーレはろくでなしや盗賊どもを引き寄せ、悪人達の評議会によって統治されている。
もしできることならば、君はこの街を迂回しただろう。だが、バクランド‐君の次の旅の舞台‐の入り口となる北門は遥か対岸にある。君が使命を続けるには、この罠のはびこる港街に入り、そして生き延びねばならないのだ。

【体力】
・現在/最大:20/20

【貴重品】
・金貨(34枚)

【食料】
・保存食(5日分)

【精霊】
・類人猿(Ape)

【武器】
・アナランドの剣
・長剣(+2)

【魔法の品】
・魔法の呪文の書
・蜜蝋
・スカルキャップ
・玉石(3個)

【鍵】
・カーレの鍵
・銅の鍵
・銀の鍵

【その他】
・ロケット

【感想】
原作では、カーレの貴人達の人となりはあまり深くは掘り下げられていませんでしたが、Android版の設定では、カーレは「Council of villains」によって統治されているとのこと。つまり、基本的に貴人達は一癖も二癖もある悪党ということです。カーレという街の成り立ちや現状を考えれば、まあこれは納得。
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第2部や第3部では多くのアイテムや手がかりが入手できますが、それに比べると第1部はかなり控え目だったといえます。
すでに第1部開始時にも触れましたが、今回のリプレイは最強もしくは最弱(笑)や最短を目指すのではなく、追加の選択肢や設定を楽しむことが主な目的なので、そういう情報を得られるような選択肢をなるべく選んでいきます。また、原作で活躍できなかった呪文や、今回意外な使われ方をしている呪文を優先的に選びたいと思います。
主人公の性格付けとしては、剣と魔法をバランスよく使えることから、とにかく柔軟な思考の持ち主なのかなと思っています。その他、これまでの選択肢からうかがえるのは、チャレンジ精神旺盛(冠奪還の使命を引き受ける、ダドゥーリーでの回答)、慈悲深い(木から老人を助け降ろす、乞食に恵んでやる、降伏した暗殺者を見逃す)、正義漢(疫病の村を救おうとする)、社交的(行く先々の村人とコミュニケーションをとれる)、機転がきく(ジャンを偵察に出した隙に魔法でならず者を騙す)、それなりに俗っぽい(見栄を張って宿賃を宝石で支払う、アリアンナにキスを迫る)、といったところでしょうか。
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S2-2 7日目:けんか腰の物乞いと格闘 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

すでに黄昏になった。大都市カーレは地平線上にずっとぼんやり見えてはいたが、狭く見通しの悪い道を行きつ戻りつしながらぐるぐるたどったため、なかなかたどり着けずにいた。
君が生きている人間を見たのは一度だけだ。その黒衣の人物は、頭上の丘を足早に越えていき君の視界から姿を消した。
そのため、角を曲がって物乞いを見つけた時、君は自然と疑り深くなっていた。物乞いは独り言をつぶやきながら、岩の上で這いつくばっている。
君はむき出しの地層の後ろで、向こうから見られないように立ち止まった。物乞いはさほど脅威には見えない。
そのまま静かに観察を続ける。物乞いは哀れな人間のようだ。2、3分おきに左右に首を振っては独り言をつぶやいている。「奴らは岩場に隠れております、上官殿。岩場に隠れております。」

君は挨拶をしながら歩いて行った。すると、物乞いは外套の内側から短い杖を取り出して、さっと立ち上がった。「そこにいるのは誰だ?カーレに何の用だ?」
「ごきげんよう、ご老人。」
「挨拶は結構。」彼が唸り声を出す。「わしは質問しておる。お前は誰だ?どこに向かおうとしている?」
「旅の者だ。」
男は杖を君に突きつけた。「旅人だと?どこを旅すると?」
「カーレだ。」
「それは言うまでもなかろう。だが、なぜだ?」さらに激しく杖を突き出す。「答えよ。さもなくば責任を取ってもらうことになるぞ。」
「あんたは誰だ?かなり勇ましいようだが。」
男は年代物の誇りをのぞかせて言った。「わしは衛兵だ。わしを通さずしてカーレには入れぬぞ!」そして、老齢と明らかな体調不良にもかかわらず、彼は杖を振り回しながら迫ってきた。
「あんたとは戦えないよ。武器を持っていないからな。」
彼は何度か君の顔の近くに杖を突き出したが、君は片手で杖の先を横に払った。
「いいだろう。」彼が言う。「対等の条件でやろうじゃないか。」杖を脇に放り投げると、彼はこぶしを上げた。指の関節はかさぶたで黒ずんでいる。
ため息をつきながら、君もこぶしを上げて構える。

<第1ラウンド>
物乞いは手ごわい対戦相手ではない。簡単に力で上回れるはずだ。そこで君は次の攻撃に備えて少しエネルギーを節約しながら、やや強めに殴りつけた。
物乞いは防御する位置にこぶしを上げていたため、君は最低限のダメージしか与えられなかった。
それでも彼は息も切れ切れで、弱々しい力でパンチを繰り出そうとしている。「今からお前を殴ってやるから、ただそこに突っ立ってろ。」喘ぎながら彼が言った。

<第2ラウンド>
二頭筋をみなぎらせて強く腕を振るい、慎重な攻撃を試みた物乞いを再び圧倒する。
「星を仰ぐ準備をするんだな!」奴が言う。「こぶしを引っ込めた方がいいぞ!」

<第3ラウンド>
物乞いは一発で君をノックアウトさせようとしてきた!その打撃は君よりも強く、君は怪我をした。君はあまりに無防備だったため、余計にダメージを受けてしまった。
君は息切れしたが、彼の方もゼイゼイいっている。

<第3ラウンド>
少し重心を後ろに保ったまま中程度の打撃を繰り出し、弱い攻撃を試みた物乞いを押し切る。
「じっとしろ。」男がブツブツと言う。

<第4ラウンド>
それなりの力でもう一度物乞いを殴りつける。男はうめいて泥の中にくずおれた。


【変化点】
・現在/最大体力:20/20→18/20(拳闘)

【感想】
いきなり第2部の初戦闘ですが、合間に以下のような初心者用の注意書きが入っています。
・拳闘では、ダメージは低く、パワーはより速く回復する。
・中程度の攻撃が勝ちやすいが、たまに防御して次のターンのためにパワーを蓄えることをお勧めする。
・(画面上で)キャラクターを右に(スワイプして)引っ張ることで中程度の攻撃ができる。
・弱い攻撃を上回ることはたやすいが、できる限り少しのパワーを使うよう心掛けるべきだ。
・防御するには、キャラクターを左に(スワイプして)引っ張ること。
・力負けしそうだと思った時は、弱い攻撃か防御をすべきだ。
・君が相手より強い攻撃ができると思うところまで右に引っ張ることで、相手を圧倒できる。
・上手いじゃないか!相手の体力がゼロになったら、君の勝ちだ。
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S2-3 7日目:物乞いトーマスが旅に同行、カーレの南門へ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

君は腕を下ろした。
「いいだろう…、」弱々しく手を振って、地面で乞食がつぶやく。「通ってよし。」
君は手を掴んで男が起き上がるのを手伝ってやった。彼は座り込んで、かつては制服だった灰色の外套の埃を払った。
彼は身震いしている。日が暮れてきた。ここは寒くなるはずだ。
「何か食べるものはないか?」彼が悲しげに尋ねてくる。
君は背負い袋をかき回して、パンとチーズの厚切りを引っ張り出した。「ほら。」
男はそれを引っ掴むと、大喜びで犬のようにむさぼり食べた。そうしながらも、独り言をつぶやいている。
君は男に憐れみを感じた。「俺と一緒に来ないか。カーレに入るつもりなんだ。」
口をもぐもぐさせながら、男が君の提案について考える。「本当か?わしは城壁の合言葉を知っているが…。でも、あいつらはわしを通らせたくはないだろうな。」
「俺達は互いに助け合えそうだな。」
彼がゆっくりと這うように歩き出す。希望のきらめきが哀れな男の両眼に灯っている。「いいだろう。では旅人よ、取引成立だ。」

軍隊の名残のある歩き方で、男が数歩先を歩く。
「あんた、名前は?」
「第四歩兵部隊長のトーマスだ。南方の防御線を担当していた。」骨ばったかかとをくっつけて彼は敬礼してみせた。「何なりとご用命を。」
「兵士が街の外で何をしている?」
「わしらは視認調査に送り出された。部隊の全員がな。評議会が厚かましく思えてきた頃に戻ってきた。だが、あいつらは門を閉じてわしらを中に入れなかった。」
「あんた達を街から締め出したのか?」
「ゴブリンに対して門を閉ざしたんだ。」彼が答える。「もしゴブリンがいなくなれば、わしらを中に入れただろう。だが、奴らは留まった。岩場に潜んでいたんだ。」
「ゴブリンだって?興味深いな。」思慮深く、君は返事した。フランカーは君に言った。ゴブリンが王たちの冠の秘密を求めて採掘している、もしかするとその力を自分達のために使おうと考えているのではないか、と。だが、なぜ奴らはカーレを欲するのだろう?港街は奴らにとって何の重要性もないはずだ。
「ゴブリンは何をしたいんだ?」
彼は首を振った。「分からんよ。奴らに壁は越えられん。だが、地面を掘っていると聞いたことがあるような気がする。夜中に泥地に穴を掘っているとか。」
ハリエニシダと茂った草の間を抜け、道は続く。まるでよどんで腐った水たまりのように、カーレは盆地の中に鎮座している。
角を曲がり、それからもう一度曲がる。すると君の前に、街の石壁が大きく不気味に見えてきた。
「城壁は誰かを閉め出すために築かれたわけじゃない。あれはゴブリンが来る前からここにあったんだ。」トーマスが語る。「人々を壁の中に留まらせるためなんだ。カーレの街は、それ自体が一つの巨大な罠なのさ。」
「なぜなんだ?」君が尋ねる。「中の人達は幸せじゃないのか?」
「あんたなら、海賊や盗賊に支配されて幸せか?」彼が指をさす。「目を上げてみな。あれが見えるだろ。射手だ。内にも外にも並べられている。」


【感想】
トーマスがまるで吉本芸人。「(ボコボコにされた後で)今日はこれぐらいにしといたるわ。」
街の衛兵が南方(シャムタンティ)のゴブリンの偵察に送り込まれた理由はここに述べられている通りで、それはつまり第1部でフランカーが派遣されたのと同じです。
また、別の選択肢から、トーマスの部隊メンバーは皆死んでしまったことが判明します。死因が戦闘なのか飢えなのかは不明。
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S2-4 7日目:合言葉と鍵を使って南門をくぐる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

トーマスを残して、君は壁をもっとよく見るために斜面をよじ登った。新しい友人は正しかった。巨大な石積みの天辺には、長弓を肩に斜め掛けした衛兵が一人立っていたのだ。
君は下にいる連れに呼びかけた。「どうすればいい?」
「心配するな。」自分のこめかみを指でトントン叩きながらトーマスが答える。「わしは合言葉を知っているんだからな。」彼は自信満々で進み出た。君も彼に続いて空き地に入る。
壁の上の衛兵が太陽から目を遮ろうと手をかざす。「そこにいるのは何者だ?」大声で怒鳴る。「敵か味方か?」
君が黙っているとトーマスが叫んだ。「味方だ!合言葉はカントパーニ!」
しばらく間が空き、それから衛兵は弓を下げた。「入ってよし!」
トーマスが振り返って、君に向かってニヤリと笑った。

南門が君の目前にある。それは大人の男2人分の高さがあり、3頭の馬が並んで駆け抜けるのに十分な幅がある。だがそれも開いていればの話であり、代わりに今は施錠されている。
街に入る他の道はない。だが幸運なことに、君は鍵を持っている。
「次は頼んだ。」そう言うと、トーマスは後ろに下がった。
君はスヴィンの酋長からもらった鍵を背負い袋から手早く取り出すと、鍵穴に差し込んだ。鍵を回すと、金具がカチッと音を立てた。
「よくやってくれた。だが、行っても大丈夫だとあんたは思うかい?」トーマスは尻込みした。
「大丈夫さ。」自信たっぷりに答える。
しばらく考えてから彼がうなずく。「そうだな、問題ない。わしはカーレの衛兵だ、罪人じゃない。恐れるものか。」そう言うと、彼は門をくぐって駆け出した。
しばらくは何も聞こえなかった。それから叫び声が聞こえたかと思うと、駆け足の音が遠ざかっていった!
君が中に滑り込むと、そこは無人だった。老兵士が君のために衛兵を引きつけてくれたのだ。
鍵を差したまま、君は大きな門を押して閉めた。カーレを訪れる次のならず者が誰であろうと、そいつは君のささやかな贈り物に感謝することだろう。

門の陰の中で立ち止まる。左手に、窓に鉄格子がはめられた石造りの低い建物があったのだ。
その建物の壁に身を寄せ、身体を低くする。すると、心臓が1回鼓動を打った直後に、二人の兵士が角を曲がってきた。
建物は君の姿を隠してくれている。だが、もし彼らが君を見つけてしまえば、どこにも逃げられなくなってしまう!もしかすると、魔法を使えば優位に立てるのではないだろうか?
「TEL!」
頭にスカルキャップをかぶり、呪文を唱える。一番近くにいる衛兵の思考が君の精神に入ってくる。
彼は壁の上の番人によって寄越されたようだ。番人を愚か者だと思ってさえいる。足のつま先に豆ができた、早く夕飯に戻りたい…。
衛兵達は扉にはめられた小さなパネルを滑らせて開けると、少しの間中を覗き込んだ。それからぴしゃっと音を立てて閉め、さっさと離れて行ってしまった。
君は真っ直ぐ立ち上がって、石の建物の格子窓ごしに聞き耳を立てた。いびきの音だろうか?


【変化点】
・精霊:類人猿→イルカ(高台で偵察)→ゾウ(トーマスの合言葉で誰何をパス)→イルカ(トーマスを先に行かせる)→類人猿(魔法)

【感想】
元衛兵トーマスとはまた再会します。ただ、その後の展開がほろ苦い…。
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S2-5 7日目:衛兵を騙して道案内させる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

この石造りの建物は、役に立つ商店か、もっとありがたい武器屋かもしれない。つま先立ちして格子の間から覗いてみる。
そこは商店ではなかった。木のベンチとそこに座った老人を除けば、建物の中はがらんとしている。
君が窓で手をひらひらさせても、老人は目を上げようともしない。何かを凝視しているように見えるが、ひょっとすると座ったまま眠っているということもあり得る。
君は建物と中の住人から離れ、広場を足早に横切ることにした。
ここから道は両側に続いている。慎重に考えている時間はない。すぐに巡回の警備兵が現れるだろう!

通りを左に行くと、すぐに広い空き地に出た。向こう側に数棟の大きな建物があり、北へ抜ける門がある。
立ち止まって建物を眺める。兵舎か何かのように見える。
ちょうどその時、その門を通って武装した衛兵達の一隊が現れ、君は自分がいる場所がどこなのか理解した。彼らの訓練場の中に転がり込んでしまったのだ!
君は衛兵達のすぐそばまで大またに歩み寄った。「なぜ門の所に我輩を迎えに来る者がいなかったのだ?」
一人が当惑した表情で尋ねる。「何の門です?あなたは誰ですか?」
「我輩はカーレの新しい魔術師長だ。」
衛兵は今やパニックに陥ったようだ。「誰も…誰も我々に閣下が来られると言ってくれなかったものですから。」
「貴様をカエルに変えてやろうか。」
「閣下、」衛兵がかかとを鳴らせて敬礼する。「私めにできることは何でしょうか?」
「我輩を北門まで案内せよ。」
衛兵が君をじっと見つめる。「北門ですか?何ゆえ?あそこへは誰も行きませんが。あそこは幽霊が出る呪われた場所で、施錠されております。」
「貴様はこの私に質問するつもりか?」
「いいえ、閣下。こちらです。」

君は衛兵の先導で通りを進んでいった。
南門の広場に差しかかった時、衛兵が言った。「閣下、やはり私は持ち場を離れられません。ですが、この道を行けば、カーレの市街地へ出られます。」
「我輩に自力で行けと?」
その衛兵は不愉快そうに言った。「閣下、今や衛兵はガタガタです。評議会が姿をくらまして以来、離脱が相次いでいるのです。私は持ち場を離れられません。」かかとを鳴らして彼が敬礼する。
君は険しい表情で顔をしかめると、できる限り素早くその場を離れた。

夜の帳が降りてきた。幸運なことに、道端に小さな宿屋がある。カーレの曲がりくねった通りで道に迷う前に一夜を明かすのには完璧な場所だ。宿の外の看板には『ねじくれた指』と書かれている。
あるいは、右手の原っぱに入って星空の下で眠ることもできる。
どこか近くから、低いうなり声が聞こえてくる。


【感想】
この牢屋の中の老人は、原作とは異なり、カーレについては何も教えてくれません。シャンカー鉱山でオーガに左腕を切断された点は同じです。なお、今回の主人公は彼の仇を取ったことになりますが、特別な選択肢は現れませんでした。
衛兵は兵士らしく、発言の最初と最後に「sir」をつけています。でも、薄汚れた旅装の主人公がカーレの新任魔術師長を騙るのは少し無理があるような。
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S2-6 7日目:宿の主人とスウィンドルストーンで勝負 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

宿に入ると、空っぽの酒場があった。主人がカウンターで居眠りしている。明らかに、景気が悪いのだ。
君が近づくと、宿の主人はいびきを止めて目を覚ました。「ああ、旅の人。」あくびをしながら言う。「道を探しているようだね。」
「全くその通りだ。」
ひどい臭いと壁を這う虫を目にして、誰もここにいない理由がよく分かった。
「それで、」彼が尋ねる。「俺で何か役に立てるかい?」
「街の北門に行く必要があるんだ。」
「それはいたって簡単さ。」主人が答える。「ただショベルで掘るだけでいい。そいつは地下にある。」
「意味が分からないな。」
彼は少し間をおいてから大笑いした。「だが、あんたの表情を見る価値はあったってもんだ。」
君も笑ったが、急に野原がましに思えてきた。「ところで、食事をしたいんだが。」
「悪いが、ここに食い物はない。」主人が言う。「ネズミが全部食っちまったからな。だが、ベッドなら一晩につき金貨7枚だ。」
「金貨7枚は法外だろう。」
主人が肩をすくめる。「カーレの物価はあんたの慣れ親しんだものとは違うんだ。でもそうしたいんなら、通りで眠ることもできるさ。そうすりゃ、なぜ値段がこんなに高いか、あんたにも分かるだろ。」
「それでも高過ぎる。」そう返すと、君はその場を立ち去ろうと背を向けた。
「ちょっと待ちな。」主人が言う。彼はカウンターの下に手を伸ばすと、一握りの4面サイコロを取り出した。「スウィンドルストーンをやるかい?ゲームでかたをつけようじゃないか。」
「ルールを知らない。」
彼が笑う。「なんてことはない。二人ともサイコロを振ってから、交互にテーブルの上の数字を明かすのさ。もし相手が嘘をついていると思うなら、あんたはコールすればいい。相手が嘘をついていたなら、そいつはサイコロを1個失うし、本当だったならあんたが失うんだ。な、簡単だろ?」
「よし、やってやろう。」君は酒場の席に座った。
「そうこないとな。」主人が両手をこする。明らかに、君から金を巻き上げられると思っているのだ。「さあ、何を賭ける?」
「金貨4枚だ。」君はカウンターに金貨を置いて告げた。
「分かった。」彼が肩をすくめる。「あんたがそうしたいなら、慎重にやればいい。」

主人がサイコロを5個ずつお互いに配る。彼が先攻することにした。
君もサイコロを振る。彼は自分の手の下をのぞき見て、舌なめずりしている。
「ゲームは単純だ。」彼が説明する。「サイコロを振ってから、どの目が出るか賭ける。俺が先攻の場合、二人が振った目の間で賭けるんだ。そうだな、例えば…、1の目が1つ。」
「でも、俺にはあんたの持っているサイコロの目が全然分からないぞ。1の目が2つ。」
「さっきの俺の宣言が聞えなかったのか?少なくとも、あれが手掛かりになるのさ。」彼が意地悪く笑う。「もちろん、俺があんたを騙そうとしていないならの話だけどな。4の目が2つ。」
「騙すつもりなのか?4の目が3つ。」
「もし俺の宣言した数が高過ぎると思うなら、コールしてゲームを止めるんだ。そうじゃなければ、互いにどんどん高い目を宣言していく…、4の目が4つ。」
「となると、俺はまた高い目を宣言しなければならない。つまり、さらにあり得そうもない目になっていくというわけか!4の目が5つ。」
「最後には、どちらかがあまりにも高過ぎる目を宣言するはめになるのさ。」彼がニヤリと笑う。「だが、どっちがそうなるんだろうな?4の目が6つ。」
「それはあんただよ。コール!」君が告げる。
手のひらをどけて、互いのサイコロの目を披露する。4の目のサイコロは4個しかない!宿の主人はため息をつくと、自分のサイコロを1つ、テーブルの向こうの方に置いた。
再びサイコロを振り直す。今度は君が最初に宣言する番だ。


【感想】
ここで初めて「スウィンドルストーン」が登場!これ以降、頻繁に出てきては、金貨や情報を得る手段となります。このリプレイでは、冗長になるのを避けるため、会話を1手ごとではなく省略して描写していきます。
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S2-7 7日目:宿屋を諦め、原っぱで野宿 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

「あんたなら、北門にたどり着く一番いい道を教えてくれると思っていたんだが。2の目が2つ。」ゲームをしながら、君が尋ねる。
宿の主人は驚いたようだった。「それは遠い道のりだぞ。3の目が2つ。」彼が答える。
「この先で道が分かれているのが見えた。それぞれどこに通じている?3の目が4つ。」
「左に行くとドワーフ街と芸術家地区がある。商店は多いが、盗賊もまたしかりだ。真ん中の道は畑の中を通っている。3の目が5つ。」

「つまり、あんたは我らが公正なる街に来たばかりなんだな?2の目が1つ。」彼が尋ねる。
「どうしてそんなことが言える?1の目が2つ。」
「この宿は衛兵と門を通ってくる人達を相手に商売しているんだ。」彼が答える。「あんたは衛兵じゃないしな。3の目が2つ。」
「今晩は衛兵など見かけなかったが。3の目が3つ。」
「衛兵達は皆、警戒待機中だ。休憩している暇などないのさ。3の目が4つ。」
「それは興味深いことを聞いた。コール。」

「この宿は閑古鳥が鳴いているぞ。2の目が2つ。」君が冷やかす。
「今晩は入りが遅いだけさ。2の目が3つ。」
「すぐにテンポが上がるといいな。3の目が3つ。」
「下カーレに来てくれて嬉しいよ。ここは貧しい街のさらに貧しい街外れでね、この辺りの人間には飲んだり賭けたりするだけの余裕がないんだ。コール。」

「カーレにはしばらくいるのかい?2の目が1つ。」彼が尋ねる。
「俺には毎日が拷問だよ。2の目が3つ。」

「ここに来る時、原っぱで唸り声を聞いたんだが。1の目が2つ。」
「唸り声?」彼は肩をすくめたが、不安な面持ちをしている。「何だろうな。3の目が2つ。」
「やっぱり、屋内はありがたいな。コール。」

もう何回かの宣言の後、主人の手持ちのサイコロがなくなった。
「俺の勝ちだな?」君はカウンターの上に置いた自分の金貨を回収した。
彼は別の4枚の金貨をしぶしぶ差し出してきた。「たまたまツキがなかっただけだ。もう一勝負やるかい?」
「もう十分だ。」勝利のひと時を楽しみながら君が答える。
「そうかい。」主人がニヤリと笑う。「さっきも言った通り、部屋代は金貨7枚だからな。」
「旅を続けることにしたよ。」
主人はびっくりした顔をしている。「でも、俺が思うに…。」
彼が言い終える前に扉から外に出て、ただで寝られる原っぱへと向かう。

原っぱに入ると、身体を伸ばせそうなぬかるんだくぼみを見つけた。夜空には星が光り出し、類人猿の星座を形作っている。そのおかげで、いかつい城壁の影の中にいるにもかかわらず、君はかなり平穏な気分でいられた。
今日はこれ以上食事をせずに寝てしまおう。
街の音が夜風に乗って流れてくる。断続的にまどろむ君の耳に、叫び声、悲鳴、そして時折はっきりとした遠吠えが届く。


【変化点】
・金貨:34→38枚

【感想】
7日目は食事をしたと明言されていないのですが、スヴィンの村ですでに朝食を済ませたのか、食べずに寝てもペナルティは発生しませんでした。
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S2-8 7日目:ウェアウルフと戦い、ヴィックの存在を知る [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

夜半過ぎ、近くの地面をひっかく何かの物音で目を覚ます。
上半身を起こし闇の中を覗く。薄暗がりの中に赤く輝く一対の目とよだれを垂らす牙が見える。ウェアウルフだ。
だが、なぜその姿でいられるのだろう?月はまだ三日月だというのに。
その獣は城壁の影に入ったり出たりしながら、君の周りをグルグルと回っている。そして、月光を全身に浴びたそいつの姿を見た時、君は息をのんだ。灰色の毛皮だと君が思い込んでいたのは実は金属だった。そのウェアウルフはぴったりしつらえられた板金鎧を着ていたのだ。
「HOT!」
君は呪文を唱えて手のひらに火球を作り出すと、それを化け物に向かって投げつけた。火の玉は煙を上げて爆発すると、そいつの毛皮を焼いた。だが、怪物は弱りはしたものの倒れなかった!
立ち上がって剣を構える。ウェアウルフが恐ろしい牙をむき出してそれに応じる。

<第1ラウンド>
僅かな月光に鎧をきらめかせながら、ウェアウルフが泥を蹴って君に迫る。恐怖に駆られながらも、君はまっしぐらに突撃した。そいつが君の足を狙ってあごをわずかに向けた時、君は剣を持ち上げてそいつののどに突き刺した。
ウェアウルフは剣に巻きついて喉をゴボゴボと鳴らすと、そのまま死んでいった。

草の上で剣をぬぐいながら、鼓動を落ちつけようと努める。
嫌悪感とともに獣の鎧を検分する。このウェアウルフの身体に合わせてしっかりと鍛造された精巧なものだ。半ば鎧であり、半ば檻でもある。製作者の標章や印はどこにも見当たらない。
剣の先で鎧を繋いでいる留め具を緩める。板金が地面に落ちると、死んだ獣の姿が変わり始め、獰猛なそれから若い人間の女性へと変わっていった!
だが姿が変わっても、彼女ののどの刀傷はそのままだ。彼女の生命は戻らなかった。
重苦しい心で彼女の顔を観察する。まだ少女になったばかりか、さもなくば18、19歳といったところだろうか。
今や夜は静まり、ほんの少し前に血に飢えたウェアウルフと対決したとは信じられないくらいだ。戦いは空想だったとすら思えてしまう。
だが、狼の形に合わせた鎧は依然としてここにある。そして少女の首には、狼の咬んだらしき痕が奇妙な刺青のちょうど下にあった。
刺青は『ヴィック』と読める。装飾はなく、筆跡は明瞭で簡素だ。恋人のための印というよりは、家畜の焼き印の方がしっくりくる。これは奴隷商人が所有物にする刺青だ。

淡い月明かりの下、剣で泥を掘って哀れな女性を埋葬するのに十分な大きさの穴をこしらえる。作業は辛かったが、君に選択の余地はなかった。彼女を捨て置いてカラスの餌にすることなどできるはずもない。君の剣にかかる遥か前に彼女が破滅させられていたと知ったことがわずかな慰めだ。
彼女の上に土を被せながら、彼女の魂を類人猿の精霊に委ねる。それから、少し離れた場所で眠りにつく。死んだ女性の顔を忘れようと努めながら。

君は城壁の夢をみた。そびえ立つ怪物のような壁は苔とヘドロでヌルヌルしている。門はまるで大きく開いた胃袋のようだ。君が見守るうちに、そいつは旗竿の指を伸ばすと、物乞いの老人を串刺しにして空中に放り投げた。
君が門の中に入ると、そこでは衛兵がモグラ叩きのように地面の穴から出たり入ったりしている。輝く鎧をまとった狼が太陽に向かって遠吠えして、それから君の方を振り向いて投げキスをしてきた。
対岸の北門の地面の上に冠が鎮座している。まるで実際に目で見ているかのようだ。あんなに近いのに、まだ手は届かない…。


【変化点】
・現在/最大体力:18/20→15/20(魔法)→13/20(穴掘り)

【手掛かり】
・ヴィックの牙:板金鎧によって狼の姿にさせられたウェアウルフが、夜な夜な街をうろついている。そいつらはヴィックという名の男によって操られ、そして所有されている。

【感想】
ここで初めて手掛かりが入手できました。今後、攻略の助けになる情報が次々と現れ、また更新されていきます。
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S2-9 8日目:街角で落とし物のブリムベリーを拾得 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

朝早く目を覚まし、街の探索を始める準備を整える。
2、3分くらい道を進むと、3つに道が分かれる分岐点にたどり着いた。ここはカーレの端っこだ。港へ続く上り坂の両側に小屋が密集している様は、まるで道沿いに並ぶ物乞いのようだ。
この辺りの者にとって、君がこの街の新参者であることは明白だ。街の住民‐ブーツの紐のために人殺しをするような悪意のある者の集団‐が通り過ぎながら、君をじろじろと眺めていく。
君は彼らにとっての娯楽だ。スリをされ、強奪され、初期の入植者によって自分を他者から守るようカーレ全体に張り巡らされた奇妙で手の込んだ罠の餌食となる運命にあるのだ。
ここには君が長い間見てきた以上の人間がいる。この街における君の唯一の友人‐トレパーニの村外れで会った暗殺者フランカー‐がいないか、人々の顔に視線を走らせる。
左の道では、みすぼらしい身なりの少年の一団が背中に荷物を担いで歩いている。
前方はカーレの中心街へ向かう道で、車輪で地面にわだちができている。遠くの方には畑が見える。この道は波止場に食料を供給する荷馬車の通る道なのだ。
右の道も畑の方へと続いている。少し向こうには、1軒の堂々とした家屋が建っている。この場所の役割はよく分からないが、それでも君は行動を起こさなければならないだろう。北門が待っている!

ちょうどその時、1台の荷車が右の道を下ってきた。荷車が真ん中の道へ向かおうと、ものすごい勢いで角を曲がる。
後ろの荷台には幾つかの木箱が積まれていたが、そのうちの1つがぐらついて、君の足元近くへ転がり落ちた。箱の蓋が割れて口が開く。
君は御者に手を振って止まるよう合図したが、彼らは君が目に入らなかった。荷車はガタガタと道を上って走り去った。
泥の中にひざまずき、指で木箱をこじ開ける。中身はめちゃめちゃになった瓶の山だ。濃い紫色の液体が流れ出し、ガラスの破片が散乱している。4本はまだ無傷のままのようだ。
だが、君には臭いで分かった。これは多くの治癒効果を持つブリムベリーの搾り汁ではないか!
ありがたく全部もらっていくことにする。近くの草の上でできる限り拭いてから、荷物に加える。実に幸運な拾い物だ。

左の道を進んで、背負い袋を担いだ子供達の後に続く。あばらやが道に沿って立ち並び、その窓からは奇妙な顔が道行く君達を眺めている。
その時、前方の曲がり角の辺りから警備隊が現れた!
君はすぐに歩みを早め、少年達の集団に加わった。彼らは宿泊する場所について相談している-『旅人の憩い』亭にしようか、それとも『肉と包丁』亭がいいかな?
君は旅でやつれた顔を伏せて前かがみの姿勢を取り続けなければならなかったが、衛兵達は軽蔑的な言葉を投げかける以上のことはしてこず、そのまま真っ直ぐ通り過ぎていった。


【変化点】
・現在/最大体力:13/20→15/20(睡眠)
・+ブリムベリーの搾り汁(4本)
・精霊:類人猿→ゴリラ

【感想】
ブリムベリーの搾り汁は、魔法の道具としてだけではなく、飲めば食事としてもカウントされるようになりました。エナジードリンクみたいなもの?
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S2-10 8日目:ブラックエルフからもらい煙草 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

ふと、心地よい薬草の香りが近くの小屋の戸口から漂ってくることに気づく。
小屋の中は暗く、低いテーブルを取り囲むマットレスの山から腐った藁の臭いがする。すぐに、マットレスの上に誰かがいると気づく。不格好な3人の人物が、テーブルの上の水ギセルから立ち昇る煙ごしに君を見ていたのだ。
気だるげな無関心さで君を見つめる3人を観察する。彼らはブラックエルフだ。狡猾で冷酷な種族だが、この3人は天井の煙をただぼんやり眺めている。
ここの空気を嗅いでいると、君は頭がクラクラしてきた。水ギセルの煙はかぐわしく、感覚がぼうっとしてくる。3人のエルフの脱力した状態はこれで説明がつく。
彼らの1人が水ギセルを深く吸い込み、それから煙を吐き出すと、再びマットレスに体を沈めた。
一番近くのエルフに、そばに座っていいか身振りで尋ねたが、彼はそれに気づかなかった。
君はパイプを口に近づけ、甘いリンゴの香りのする煙を吸い込んだ。頭が軽くなった気がしてくる。この煙草の影響は人によって千差万別で、君の身に何が起こるかは定かではない。
どうなるか様子をみていると、いつの間にか自分が雲を凝視していることに気づく。何かの形のように思えてくる。あれはドラゴンだろうか?それともミルク瓶だろうか?

あれは注ぎ口から溢れんばかりのミルク瓶だ。パイプ煙草を吸う老人が運んでいる…。いや、広く膨らんだドレスの若い女性かな? そうだ、踊っている女性だ。前哨基地へ旅立つ前に、王の宮廷で目にした類の女性だ。ひょっとすると、彼女達は今もなお踊っているのかもしれない。おそらく俺の頭の上にいる女性は、ここから遥か遠く、王の御前でクルクル舞っている女性の一人なのだ…。

煙は君に、まるで十分食事を摂ったかのような効果を与えた。今日は食事なしでもやっていけそうだ。
一番近くのエルフに向き直り、会釈する。「あんたに会えて本当に良かったよ。」エルフもうなずき返してくる。
「あんたに尋ねたいことがあるんだが。」君の問いかけに、エルフが深くうなずく。
「北門に行くための最善の方法は?」エルフがさらに深くうなずく。3回目だ。
これはだめだ。このエルフは何時間も煙草を吸ったため、意識がぼうっとして曖昧になっている。役に立ちそうなことは何もしゃべってくれそうにない。彼の隣のエルフが笑い始めた。
「何で笑っているんだ?」
そのエルフは手振りを交えて説明しようとしたが、君が理解できる前に眠りに落ちてしまった。残りのエルフを当たってみるが、彼はさらにどうしようもない状態だ。
彼らに礼を言い、小屋を去ることにする。跳ね戸を持ち上げた時、最初のエルフが突然身を起こして万力のような力で君の腕を掴む。
「奴に実験をさせるな。」凄まじく切迫した形相だ。「貴人は信用できない連中だ。」そう言うと、彼はクッションの上へとあおむけに倒れ込んだ。


【変化点】
・現在/最大体力:15/20→17/20(煙草)

【感想】
好戦的な選択肢を選んで彼らと戦い、幾ばくかの戦利品を入手することもできますが、その場合は後でクーガの不興を買ってしまい、神の助言を受けることができなくなります。でも原作とは異なり、クーガの助言なしでもクリア可能なルートが用意されているので、どうするかは個人の好みでしょう。いずれにせよ、Android版になってこのような自由度が得られたのは素晴らしいことです。
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また、今回は8日目の朝一でこの小屋に来ましたが、他の道を選んで(=時間が経過して)から来た場合、火の不始末のせいか、この小屋は全焼してしまっています。その時は、燃え跡から木炭が入手できます。
最後のエルフの言葉は、貴人の一人、学者のロラグのことを指しているようです。今思えば。でも実際のプレイ時には何について言っているのかさっぱり分からなかったため、このヒントは何の役にも立ちませんでした(笑)。
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S2-11 8日目:下カーレの住人と立ち話 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

狭い道を進み続ける。泥レンガのあばら家が両側にぎっしり建ち並ぶが、そのほとんどは無人となっている。君のそばを通り過ぎる者が2、3人いたが、うつむいたままで、君を見ようとはしない。この辺りにはほとんど住む者がいないので、さっさと安全に通り抜けられるだろう。
オークのような猫背の生き物を呼び止めて声をかける。「やあ、カーレは初めてでね。」
そいつは肩をすくめて答えた。「それなら、片方の手は財布を握って、もう片方で剣を握っておくこった。ここには両方盗もうとする奴がいるからな。」君と話しながらも、そいつはどこか落ち着かなげだ。
「北門へ行くつもりなんだが。」
そいつが悲しげにうなずく。「北門か。一度だけ耳にしたことがあったな。」
「どんなことを?」
「いや、詳しくは知らん。取り壊されたんじゃないか。でもあれ以来、川を渡るだけの余裕がないんだ。」
「値段が張るのか?」
「さあね。」そいつがため息をついて答える。「全部同じようなもんさ。すまんが、俺はもう行かないと。」そう言うと、そいつは足を引きずって行ってしまった。

泉のそばに差しかかる。縁が欠けた石のボウルに水が滴っている。
泉に近寄り、水を飲もうと手ですくう。水は冷たく、まるで香草から作った飲み物のようだ。ひょっとすると何かが繁殖しているのかもしれない。
君は大胆にもそれを飲み下した。泉がこんな人通りのある通りでまだ湧いているのだとしたら、そう強い毒などあるはずがないではないか。
実際、水はすこぶる新鮮だった。自分がどんなに喉が渇いていたか自覚していなかったと気づき、さらに数回口に運ぶ。
ここで他にすることは何もない。君は歩みを再開した。

街のこの地区は打ち捨てられているようだ。まるで、ダドゥーリーの海岸に引き潮で残された、乾いていく砂の筋のようだ。
少し先には、門のそばにあった小屋以降では初めての石造りの建物がある。窓にはガラスがはめられ、でこぼこした高い壁の内側に庭が広がっている。住んでいるのが誰であれ、それは裕福で、そしてもっともなことだが用心深い人物だ。
しかし、その家主は立派な一頭の馬を後に残していた。馬は門の外にただ漫然と繋がれている。
君が近づくと、馬は君に用心して、神経質に鼻息を荒立てた。適切な呪文を使えば、馬をなだめるか話しかけることができるかもしれない。
君は共通語を二言三言試してみた。それから、チャウベリーの森で少年時代に使ったもっとくだけた言葉をささやく。
馬は耳をピンと立てて聞き入ると、ぼんやりと不思議そうな表情で君を見た。だが、それは当然の話だ。これは馬なのだ。それにもかかわらず、今や馬は君に対してもっと落ち着いているように見える。もしかすると、友達になれたのかもしれない。
ともかく、カーレで馬は必要ない。君は馬をその場に残して立ち去った。


【変化点】
・現在/最大体力:17/20→20/20(泉)

【感想】
先に祭り会場に行って緑色のかつらを入手すれば、この馬と会話して貴人に関する手掛かりが得られます。でも今回、祭り会場は後回し。というのも、原作ほどではないにしても、ルート選択にはそれなりに制限があるからです。例えば、ある場所に行くと別な場所のイベントが変化したり(S2-10がその一例)、時刻が強制的に進んだりします。従って、複数の行きたい場所がある時はその順序が重要になってきます。
なお、この先も所々で、体力を回復してくれる泉が出てきます。
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S2-12 8日目:巨大コウモリを撃退、廃屋の探索を開始 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

大きな屋敷の門を通り抜け、広い前庭に入る。かつては壮麗な場所だったのだろう。魚を飼う池(今は淀んで悪臭を放っている)、噴水(今はひび割れて干からびている)、控え目な木立ち(今は生い茂って節くれだった老人のようだ)がある。
建物そのものはさらに傷んでいる。片側は完全に崩落しており、そちら側へもう一方も危険なほどに傾いているのだ。
木立ちに入って立ち止まり、周囲を見回す。その時、君を見つめ返す2つの輝く目に気づく。枝の一つに逆さまにぶら下がった巨大コウモリが君を見ている!
「POp!」
呪文を唱えて玉石をコウモリに投げつける。そいつが上手く避けたため、玉石は奴の後ろで炸裂して傷を負わせられない。
2個目の玉石を投げる。今度はコウモリの胴体の真ん中を捉えた。爆発が奴をバラバラに引き裂く!

再び館に向き直る。正面扉は男2人分と同じくらい幅が広く、閉じたまま堂々と佇んでいる。細い道が家の裏手へと回り込んでいる。
階段を上がり、豪邸の扉をノックする。返事はない。
もう一度、今度はもっと強くノックする。返事があるか確かめようと待ちながら、奇妙なことに気づく。木でできた扉の鍵穴に、穴の外に向かって深い溝が刻まれているのだ。まるで、何かの爆発がその穴を通って内から外に吹き出したか、あるいは扉の外に何かを取り付けて鍵穴越しに爆発させたかのようだ。
屋根の石板が1枚剥がれ落ち、君のかたわらの地面に落ちて砕け散る。
両膝をついて鍵穴をのぞく。最初は何も見えなかったが、やがて内部の暗闇が形を成してくる。無人の長い玄関には木の手すりが設けられ、家の奥へと続いている。壁は絵画の額縁や高価な装飾品で飾られている。完全な無人のようには見えない。
「DOP!」
鍵開けに時間を費やしたりはしない。君がひとたび呪文を唱えると、大きなオーク材の扉はきしんでから開いた。暗い玄関の向こうが見えてくる。

巨大な石造りの建物の中に入る。そこには冷厳な静寂があり、暑くて埃っぽい屋外とは全く違っていた。この場所は何十年も誰も住んでいないかのように感じられるが、埃があまり積もっていないことから判断すると、そんなに長い間無人だったわけではないのかもしれない。
足下で床板がきしむ。玄関の突き当たりには閉じた扉がある。枠の下に見えるているのは、向こうから漏れてくる光だろうか?扉の下の光がちらついて、明るくなり、そしてまた暗くなる。まるで人が後ずさりしたり前に進んだりして、その影が行ったり来たりしているかのようだ。だが、足音は聞こえない。
廊下に沿って進む。生気のない男達と不機嫌な女達の大きな肖像画が両側の壁に並び、通り過ぎる君をあざ笑ってくる。
絵の中の登場人物はみな豪華に着飾っているが、その顔にはナイフの傷跡が走り、耳は欠けている。彼らはカーレの暗い過去に君臨した盗賊王達に違いない!


【変化点】
・現在/最大体力:20/20→19/20(魔法)
・-玉石(2個)

【感想】
カーレの貴人達の正体がJoJoに明らかになっていきます。この館のイメージは、Dioのアジトとなっていたエジプトの館といったところ。今回入り口にいたのは、ハヤブサではなくコウモリですが。
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S2-13 8日目:蛇に襲われるも、1階から2階へ移動 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

大きな金属製の石炭入れのそばまで来た。左手の壁に押し付けて置かれている。立ち止まってのぞき込んでも、中はすすけて黒く、おまけに暗い。まるで限りなく深い穴が開いているかのようだ。
怖いもの知らずの君は、石炭入れの中を手探りで調べることにした。中は空っぽだ。
その時、君の指が鋭い何かに触れた。刺さるほど鋭い何かだ。
構わず手探りを続けていると、別な刺し傷ができた。そして、何かが君の腕を登ってくる気配をはっきりと感じる。
暗闇で何も見えない中、もう一方の手でその生き物が何なのか確かめる。だが、その手も刺されたかと思うと、次の瞬間には首にも同じような痛みが走った。
手に何かが巻き付いていると気づいたのはその時だった。蛇だ!
剣でそいつを殺そうとするものの、手首にしっかりと巻き付かれたため、腕をまったく動かせない!
暗闇で十分苦痛を味わった君は、館の外に駆け出して日差しの中に戻った。
日光を浴びた途端、その蛇はシューッと音を発して頭をのけぞらせ、物陰の中へと飛び込んだ。あいつは毒を持たない暗闇蛇に違いない。幸いにも、ただ疼くだけで済む。
気を取り直し、廊下の暗がりの中へと戻る。探索もせずに立ち去るまいと心に決める。

広間の向かい側までたどり着く。入り口からは大した距離ではないが、今は全てが暗闇の中だ。明かりといえば、君の目の前にある扉の枠の隙間からこぼれる光があるだけだ。
さらに濃い闇が右手に広がっている。階段の最初の数段が見えるだけで、その先は館の2階へと続いている。
最初の段に足を掛けると、それは突然動き出した。薄っぺで平らな生き物なのだろうか?それともこれは罠か?
身体を安定させようと手すりを掴む。だが、それも同じように動いているではないか!
手すりにしがみついて倒れないようにする。手すりは足下の階段と同じ速さで動いているようだ。滑らかな動きで階段の最上部へと運ばれた君は、申し分なく安全に床へ飛び移った。
辺りを見回す。君がいるのは2階の通路だ。両側に扉がある。

戸口を抜けて飾り気のない寝室に入る。ベッドは整えられておらず、ここの主人は慌てていたように思われる。個人資産らしきものが床一面に散らばっている。まるで家探しをされたかのようだが、十中八九そうなのだろう。
ベッドの脇に歩行杖が立て掛けられている。他に興味を引くものは見当たらない。
杖は簡素で真っ直ぐな棒で、先端には持ち主の手首に滑り込ませるための革の輪っかが付けられている。いかなる種類の武器にも見えないし、魔力を帯びている様子もない。
何の役に立つかは思いつかないものの、それを持っていくことにする。

次の扉を開けて館の奥へと進むと、そこは浴室だった。そこには鏡すらなく、誰かが物を掛けるために使った割れ目だけがある。唯一の備品は、タイル張りの床の真ん中に置かれた鉄製の浴槽だ。
屈んで浴槽の下をのぞいてみると、何かが君の顔に飛びかかってきた!
飛びすさって剣を抜き、弧を描いて下を薙ぎ払う。もぬけの殻だ。血は残されておらず、隠された宝物もない。
この小部屋を立ち去ることにする。


【変化点】
・現在/最大体力:19/20→16/20(蛇の咬みつき×3)
・+杖

【感想】
ジョジョ的には、蛇=日光が弱点のヌケサク。
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S2-14 8日目:図書室で一人相撲 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

階段まで戻り、先ほどとは反対側の扉を開ける。
ここは真っ暗な図書室だ。部屋の奥に、君を見つめてくる1対の目がある。
「そこにいるのは誰だ?」君が呼びかける。部屋の向こう側にいるそいつから返事はない。実のところ、そいつは音を全く立てておらず、瞬きすらしていない。
凝視してくる目を真っ直ぐ見返しながら、大胆に前進する。君が近づいても、相手の目は瞬きどころかピクリとも動かない。
立ち止まって睨めっこする。苦痛を伴う行為だったが、数分が経過しても君は瞬きしなかった。

やがて目がヒリヒリと痛くなってきた。それでも相手の目に反応はない。
やがて、君はその理由を理解した。その目は大きな肖像画のものだった。それは向かいの壁に掛けられ、天井の隙間から差し込む微かな日光を除けば、暗闇の中にあったのだ。
描かれているのは高慢で厳格な顔つきの男性だ。だらしない革の鎧を身に着け、片方の腕には蛇の模様を縫い付けている。
絵は壁全体を覆っている。モデルとなった男の2倍の大きさはあるに違いない。
絵の中の男を観察しようと、君は少し後ずさった。男に関する際立った点はその目だ。冷たく残酷で、狡猾さと生き抜こうとする意志でギラギラしている。もし自分に好都合ならば、平気で君に害をなすような男の目だ。
その他の点としては、彼は片手を剣の柄に置き、もう一方の手で短剣を操り、背筋を伸ばして堂々と立っている。彼に関する全てから、権力と威圧感がにじみ出ている。
絵はこの館で暮らしていた男のものとみて間違いない。そして、別の誰かに対してあまりに大きな影響力を及ぼしたため、ここに隠れ住めなくなったのだろう。
君が動くと、絵の中の目もそれに合わせて動くような気がする。
壁から額縁の角を持ち上げて背後をのぞいてみる。だが暗過ぎて、例え何かが隠されていたとしても見えそうもない。
両手を広げて額縁を掴み、持ち上げて掛け金を外す。これなら持てそうだ-、君がそう思ったのも束の間、絵の本当の重さがのしかかってくると、君は後ろへとよろめいていった…。
後ろ向きに足踏みしながら、バランスを保とうと試みる。絵が今にも倒れそうに迫ってくる。もしここで向きを変えられたなら、壁に絵を寄り掛けられるだろう…。
君は握り直してバランスを取るため、踏み止まろうとした。だが、額縁はあまりに重かった。君は自分の足の上に絵を落としてしまった!苦痛の叫びを上げる。絵はぐらつき、やがて傾くと、壁にもう一度寄り掛かった。
絵が掛かっていた場所を眺める。だが、そこには何も興味を引くものはなかった。ただ黒い輪郭があるだけだ。
絵から注意をそらす。この部屋には他に何もない

部屋から出る。2階にはこれ以上探索すべきものはない。今回はごく普通のままの階段を下りて1階の広間へと戻る。


【変化点】
・現在/最大体力:16/20→13/20(絵を持ち上げる)→10/20(絵を取り落とす)

【感想】
ここはさしずめディオの図書室。恐ろしい(?)罠で体力が大幅に削られました。
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S2-15 8日目:書斎の暖炉の奥に秘密の通路を発見 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

扉を押し開いて、分厚い絨毯の敷かれた鏡板張りの広い部屋に入る。ここは書斎の類だ。
扉の縁の下からこぼれる光の源はすぐに分かった。部屋の一方の壁を占める巨大な暖炉で、パチパチと火が燃え盛っているのだ。
部屋を調べて回る。家具は豪華で、ゴブリンの骨の模様で彫刻や色付けがなされている。だが、金目の物‐装飾品や宝石‐は見当たらない。家主の気配もない。誰が住んでいたのであれ、その人物はすでに引っ越したか、もしくはもっとあり得そうなのは、この場所は完膚なきまでに略奪され尽くしたのだろう。
扉が閉まったままなので、汗ばむほど暑いのではないかと予想していたが、館にある他の部屋と同様、ここの空気もひんやりと冷たい。
手を温めようと火に近づくが、そこから熱が全く発せられていないと気づく。火は燃料なしで燃えている。暖炉はイノシシを丸ごと調理できるほど大きいが、薪、灰、石炭といったものが全く見当たらない。それにもかかわらず、炎は人の背丈と同じくらい高く伸び、光輝いている。
炎の根元をじっくりと眺めた結果、そこではまったく何も燃えていないことが分かる。火柱が生命を得て暖炉の上に指を広げているのだ。
あまりに眩しいので、炎の向こう側はよく見えない。だが、暖炉からは少し距離があるように見える。
君は決心を固めると、頭を屈めて暖炉の中へ踏み込んだ。
炎が君を包み込み、パチパチと音を立てて君の耳にささやきかける。まるで蛇の巣穴に立っているかのようだ。
だが、熱は感じなかった。肌に水ぶくれができることもなければ、服が燃えることもない。悪魔のような炎の真っ只中に立ち、その影響をまったく感じないのだ!
今いる場所から、思ったよりもっと奥に暖炉が伸びているのがうかがえる。トンネルだろうか?それとも、今にもその口を閉じようとしている罠の中にいるのだろうか?
ゆっくりと暖炉を横切り、火の中を通って、炎に隠されていた低い石造りのアルコーブに入る。壁は固い石の厚板でできている。ここには財宝もなければ秘密の扉もない。
向かいの壁に奇妙な痕がある。小さい穴から外側に向かう、引っかき傷のような長い溝だ。
石壁の溝に指を走らせる。正面扉の鍵穴で見かけた溝とそっくりだ。それらはのみで彫られたというよりは、短剣の先で浅くぞんざいに刻まれたもののようだが、中心の小さな穴はもっと明瞭な形がある。
その穴に指を入れてみる。ボタンは見つからない。研磨されたように滑らかだ。まるで石造建築物に設けられた抜け穴のように見える。
その穴にぴったりはまるものを荷物から探す。
君は歩行杖を取り出し、その先端を穴の中に差し込んだ。カチッという音がして、それは完璧にはまった。
しばらくの間は何も起こらなかったが、しばらくすると、とてもゆっくりと石が動き始めた。君の左手に通路が口を開く。
秘密の通路をのぞき込む。向こうは暗闇で何も判別できない。これが何なのか確かめるためには、中に入るしかないだろう。


【感想】
ディオの館の幻の広間と地下室…、ちょっと苦しいか。
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S2-16 8日目:クーガの祭壇で第7貴人の銀バッジを入手 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

狭い入口から中に滑り込むと、少しだけ広い空間が広がっていた。壁は冷たい石で、窓はない。それでも部屋は暗くなかった。一隅には小さな祭壇があり、その上には淡く寒々しい色の火が灯った2本のロウソクで照らし出されて、小さな偶像が立っていたのだ。
この場所には死と腐敗の臭いがする。祭壇は血で染まった薄手の帯状の布で覆われている。この館の他のものとは違い、祭壇は質素で粗末な作りだ。でこぼこの石と木の厚板で急ごしらえしたのだろう。
その上の肥った神の像も、粗い粘土を型に入れて作られたものだ。土着の神の類だろう。像の足元に「クーガ」という名が見える。像の頭の上には短い銘文が刻まれ、顔には4つの赤い点が描かれている。
突然の恐怖に襲われ、後ろをちらりと見やる。秘密の扉が動き出して、ここに閉じ込められはしないだろうか?
銘文は子供が書いたかのような殴り書きだ。読みながら、目を細めずにはいられない。
「我が両目を取り戻し給え」
君はその場でガタガタと震え始めた。
像の顔の点は、指先で塗られたもののように見える。もしかすると、この神を礼拝する作法を表しているのかもしれない。だが、何をすればいいのか、またどんな順序で成せばいいのかが、どこにも説明されていない。ただ場所のみ‐左右の目、額にある第3の目、口‐が示されている。
細長い布は包帯で、それぞれが両腕を広げた長さほどあり、親指と同じくらい太い。どの包帯にも2箇所ずつ、指2、3本ほど離れて血痕がある。30本もしくは40本の包帯が、まるで吹き流しのように祭壇から垂れ下がっている。
血の付いた包帯の山に素早く目を走らせる。何かが光っている。包帯をかき分けると、銀のバッジがあった。これはカーレの第7貴人のバッジだ!純銀製なので、おそらく価値があるだろう。君はそれを注意深く荷物に加えた。
この不愉快な場所に、これ以上見るべきものは何もない。君は部屋を抜け出して暖炉の外に出ると、廊下に戻った。
たった今出てきた小部屋と比べれば、暗くがらんとした廊下は居心地良く感じる。だが、そんなに長く留まるつもりもない。ここにこれ以上いても発見はないだろう。

今やここは幽霊屋敷だ。君は足早に扉から前庭の陽光の中へと出た。家の外では太陽がまぶしく輝いている。
扉のそばには泉があり、まだ水が湧いている。一すくいして深く飲み干す。爽快な気分だ。


【変化点】
・現在/最大体力:10/20→13/20(泉)
・+カーレの第7貴人の銀バッジ

【手掛かり】
・クーガの3つの目:クーガの儀式には彼の3つの目がかかわっている。左目、右目、そして額にある第3の目だ。

【感想】
ここはブラッドソード第1巻で出てくる青の塔の祭壇の間みたいなものでしょうか。あそこも血染めの皮があったり近くに石棺があったりで、この上なく不気味な場所でした。
後で判明しますが、この館に住んでいた貴人が襲撃を受けて盲目となった際に、この秘密の部屋に逃げ込んでしばらく潜伏していたようです。包帯の血は目の周りに巻いて手当てしたためで、殴り書きは自身の信仰する神への祈願だと思われます。
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S2-17 8日目:密猟者集団と焚き火を囲んで意気投合 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

家の裏手に回り込む小道を行く。だが、裏口はただ板張りだけがされており、きっちり閉じられている。新たな道は見つけられそうにない。
所々崩れた低い石壁があり、その向こうには畑の中を抜けていく道がある。塀をよじ登ってその道をたどることにする。

広い牧草地に出た。左手には岩でできた断崖が続き、道に影を落としている。この崖の上に、カーレの街の大部分が巨大なヒキガエルのようにうずくまっているのだ。畑そのものは低地にある。

下カーレの居住地の裏手を離れ、道は続く。誰もカーレを去ることはできないので、できる限りのことをしようと、人々は壁の中のこの場所で農業を営んでいるのだ。
30分か1時間ほど歩いた後、広い道に出くわした。近くの畑からブーブー言う声が聞える。まるで誰かが残酷に痛めつけられているかのようだ。
見ると、右手の泥の中で6頭の豚が地面を掘り返している。ちょうどその向こうには、何者かの集団がたき火を囲んで寄り集まっている。そこからは、よだれの出そうな匂いが漂ってくる。
カーレは君が分からないような生き物で満ちているようだ。彼らの半分は何かの生き物で、もう半分は別な何かだ。だが、座って話し込んでいる奇妙な生き物達の様子からは、彼らには自分達の違いが目に入っていないように思われる。
一人が君に気づき、大きなかぎづめのある手で合図してきた。君は塀を乗り越えて彼らに近づいた。2、3歩も進むと、肉の焼ける匂いがして、焼き串に刺されて火の上で回されている大きな豚が見えてきた。
君に気づいて手を振った生き物が近づいてくる。そいつはかぎのように曲がった歯でニヤリと笑うと、頭を君の方に傾げてあいさつした。
「やあ、」魔法を使うべきか迷ったものの、君はそのまま呼びかけた。「いい匂いだな。」
「ああ、」そいつがうなずく。「一番噛みごたえのある奴を選んだからな。」君に座るよう合図する。彼らの気前の良さがなぜだか分かった。奴らは密猟者なのだ。
君も火を囲んで加わることにする。彼らはもぞもぞと動いて君のために場所を空けてくれた。
「豚を分けてくれないか?」君が尋ねる。
彼らが笑う。「俺達のじゃない。それに肉はたっぷりあるんだ。自分で取りな!」
君は火に近づくと、豚の足をぐいと引き抜いてがつがつとむさぼった。肉は汁気たっぷりでこってりとしている。ここしばらくで最高の食事だ。君が感謝を述べると、彼らは関心なさそうに肩をすくめた。
「カーレには初めて来たんだ。」豚の足にかぶりつきながら、君は居並ぶ密猟者達に言った。「この街について何か教えてくれないか?」
彼らは互いの顔を見合わせると、君の問いに大笑いした。
「カーレは大都市だ。」ようやく一人が答える。「皆が皆、力で互いを押しのけ合う。」そいつは豚から足を引きちぎると、肉を引き裂いてみせた。「もしできるなら、あんたはどれにも近寄らない方がいいぜ。」
「ここに長く留まるつもりはない。俺は北門を目指しているんだ。道を見つけるのを手伝ってくれないか?」
密猟者のリーダーが興味深そうに君を見る。「街から出てバクランドに行くのか?何だってそんな所に?」
「使命の途中なんだ。」このごろつきどもはあまりにみすぼらしく、大魔法使いに雇われてはいないだろうと君は確信していた。
リーダーはうなずき、君の答えを受け入れた。「北門は閉ざされている。門を開ける呪文はカーレの上位の貴人達しか知らん。あんたが知らねばならんのは4行だ。」
その時、畑の向こうで一人の女性が歌を歌い始めた。密猟者達は笑みを交わすと、互いの背中をバンバンと叩いた。「シリシが来た。彼女に話すといい。」


【変化点】
・現在/最大体力:13/20→14/20(肉)
・精霊:ゴリラ→類人猿

【手掛かり】
・4人の貴人が呪文を知っている:カーレの貴人のうち、4人が北門の呪文を1行ずつ与えられている。できることなら、彼らを見つけてその秘密を学ぶのだ。

【感想】
いわゆる原始肉。
北門が呪文で閉じられていることは、原作では牢屋の老人が教えてくれますが、Android版の今回のルートではここで初めて知ることになりました。別のルートならまた違ってくるでしょう。
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↑謎の英文。
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S2-18 8日目:予言者シリシのお告げ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

「シリシとは誰だ?」
「シリシは俺達の宝さ。」一人が言う。「彼女は俺達がやるべきことを教えてくれるんだ。あんたにも分かるよ。」
彼女がこちらにやって来た。密猟者達と互いの頬にキスをして挨拶している。君は彼女が何かを布にくるんで大事そうに運んでいるのに気づいた。
君のそばの男が彼女に座るよう合図する。「こいつは俺達の客人だ。」
「ごきげんよう。」シリシが言う。「何かお手伝いしようかえ?」
「どうやって?」
彼女が笑う。「この人達はお前さんに言わなかったとみえるね。」そう言いながら、彼女は正座して地面の上に布を置いた。包みをゆっくりと開くと、水晶の玉が露わになった。
「あんたは占い師なのか?」
「彼女は全てを見るのさ。」密猟者の一人が大声で言う。
「例えば、どの畑がほったらかしにされるか、とかをな。」別の者が腹の底から笑いながら言った。
「俺の運命を占ってもらいたい。」男達が喝采を送る中、君は彼女の正面に座った。
彼女が手のひらを差し出す。「銀製のものであたしの手のひらに十字を切りな。」
君は人気のない館で見つけた貴人のバッジを取り出して、彼女の手のひらに置いた。
突然彼女が目を見開いた。それが何なのか理解したのだ。彼女は探るような目つきで君を見ている。その表情はやがて困惑へと変わった。「どうやってこれを手に入れなすった?」彼女がささやく。「あんたは貴人なのかい?」
「見つけたんだ。」
彼女は長い間君の目を見つめていたが、やがてうなずいた。「まあ、よいわ。これは銀でできているから使えるだろ。」指を閉じて、そしてうなずく「まずまずだね。」
彼女は手のひらを水晶の玉に置くと、もぐもぐと唱え始めた。それは君が今まで唱えてきたような予言の呪文とは違うようだ。
1分が経ち、シリシが瞬きをした。「長い旅が見えるよ。遠くの国へ。危険と興奮がそこにはある。」
「他には何が?」
密猟者達が指を上げて静かにするよう促す。目を閉じたまま、シリシが続ける。「もっと見えるよ。短剣と魚に用心するのじゃ。大いなる悲しみの場所へと続く白い石畳の道が見える。お前を裏切るであろう盲目の男も。」
彼女は地面の草の上に置いた手のひらを持ち上げて微笑んだ。誰かが彼女に焼いた豚の肉を手渡した。
「あんたの運命を俺に占わせてくれ。」君が言うと、彼女の占いに続き、全員また静かになった。「あんたはいつも他人のことを占う。自分のことに興味があるはずだ。」
彼女は食べるのを止めて君を見つめた。密猟者達が興奮してざわつく。これは珍しい挑戦だ。
「おぬしが?」彼女が詰問する。「お前さんに占いの何が分かるというんじゃ?」
「俺は魔法使いでね。」
薄く黒い眉を吊り上げて、彼女が控え目に驚く。「あんたがかい?」
君が水晶の玉に手を伸ばす。彼女は君から目を離さずにそれを君の手の中に置くと、挑むように君の前に腰を下ろした。「それなら、この哀れな老いぼれシリシの何が見えるか教えてもらおうか。」挑戦的に目を光らせながら彼女が言う。


【変化点】
・-銀バッジ

【感想】
実は彼女はニセ予言者です。別の選択肢では、密猟者に対しても主人公と同じ内容のお告げをしていました。
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S2-19 8日目:お返しにシリシを占い、乱闘騒ぎに [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

君は少し時間をかけて気持ちを落ちつけた。水晶の重みが手のひらに心地いい。
「fAR!」
水晶の玉に両手を置きながら呪文を唱える。精神が澄みわたり、ある光景が浮かび上がる。だがそれは、シリシではなく君自身のものだ。

君は天井の低い石造りの神殿の中にいる。カーレの街のどこかだ。長い白ローブの男が君のすぐ手の届くところにいる。
「これまで一度も尋ねられたことのない問いに対する答えは?」男が君に話し掛けている。
君の口がそれに答えようと開くのが見える…。

その光景を維持しようと、できる限り精神を集中させる。やがて、それが消え去りかけた時、君の手に何かが触れた。別の存在が君に加わる…。

「シリシ。」君がささやく。その光景の中で、君は白ローブの男がその言葉に打ち負かされて頭を垂れるのを見た…。

光景は消えた。自分の運命を聞きたそうにシリシが熱心に君を見ている。密猟者達も熱中してにじり寄る。
「あんたの未来が見える…。」君は語り始めた。「あんたは友人をなくすだろう。」君が言うと、彼女の笑顔が少し消えた。
「それで全部かい?」いらいらした様子で彼女が尋ねる。
「あんたがある秘密を打ち明けるのが見える。」君が続けると、彼女は君の言葉に呆然となった。明らかに君が本物の能力者だと信じているのだ。
重苦しい決断が彼女の顔をよぎったように見えた。彼女は君をちらりと見て決心を固めると、もう一度うなずいてから密猟者達に向き直った。「皆の者、静まるのじゃ。」厳かに彼女が言う。「この旅のお人は正しい。皆に一つ告げねばならんようじゃ。」
君が見守る中、彼女が悲しげに続ける。「あたしゃ予言者なんかじゃない。それがあたしの秘密だよ。」
彼らは自分達の耳が信じられなかったに違いない。一人は彼女の告白を否定し、もう一人はもっと最初から分かるように教えてくれと主張した。かつて賭けで大損したと思われる3人目の男はひどく怒り狂ったため、他の何人かに引き戻された。
そして数分のうちに、集団全体が全力で殴り合いながら泥の中で転げまわる事態となった。
これはやっかいな争いだ。君はぬかるみに踏み入って、お互いを火の中に投げ込ませないため、彼らを引き離そうとした。だが、彼らを引き離すためにできることは何もなかった。
しばらくすると、誰かが君の手から水晶の玉を取り上げ、別な者の頭に打ち付けて割ってしまった。
君は折り重なった身体の下から這い出ると、安全な道へと急いで戻った。

向こうにちょうど見える壁の方へ戻る道を下り続ける。何棟かの建物が右手に見えてくる。静かで誰の姿も見えない。
扉が開いた大きな家に差しかかる。中から香の芳香が漂ってくる。
立ち止まって中をのぞいてみるが、暗くてよく分からない。広くて明かりのない場所のようだ。
何かを唱える低い声が外まで聞こえてくる。女性の声だ。


【変化点】
・精霊:類人猿→ゴリラ

【手掛かり】
・質問の答えは…:未来の光景の中で、君はこれまで一度も尋ねられたことのない問いに対する答えを見た。それは「シリシ」。

【感想】
この場面では、自分は所持していないものの、身近に水晶の玉があったため「fAR」の呪文を唱えることができました。今後も似たようなシチュエーションが出てきます。
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S2-20 8日目:神秘的な女性から予言を授かる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

建物の薄暗い陰に踏み込む。香水と香油の匂いがとても強く、君は咳き込み始めた。
中に誰がいるにせよ、もう君の存在を知らせてしまった。案の定、歌声が止んで沈黙が降りる。
「そこに誰かいるのか?」君は暗闇に向かって声を掛けた。
返事はない。静かな音‐軽やかな足音もしくは本をめくるような音‐だけが聞えた。それから、声がした。「ごきげんよう、アナランドのお人。大胆な方なのね。」
「こんにちは。」
その声が優しく響く鐘のように笑う。「何かをお探しのようね。」
「俺は北門の呪文を探し求めているんだ。」
「そうなの?あれは禁じられた知識よ。」声がもう一度笑う。再び、手のひらを何かに置くような音がする。「困難に次ぐ困難が見えるわ。」
「助けてくれるかい?」
また音がした。カードを束から裏返す音のようだ。
「話してご覧なさい。」彼女が言う。「言葉を言ってくれれば、何が見えるか教えてあげるわ。」

「貴人。」
「墓が見える。そして、歩く幽霊、賢者が。」

「門。」
「閉ざされた扉が見える。そして、秘密をささやく声、炎の罠が。」

「冠。」
「長い道が見える。そして、煙の雲、朝をもたらす雨が。」

突然、部屋の向かい側で一本のろうそくの火が灯った。明かりから影が浮かび上がる。深くフードを被り、星形のテーブルに着いた女性の姿が露わになる。
彼女は目の前に並んだカードを見つめている。だが薄暗がり越しで、君にはほとんど判別がつかない。
「あなたは王たちの冠を探している…、」彼女がはっと息をのむ。「旧世界を征服しようというのね。」
「冠は一体どんなものなんだ?」君が尋ねる。「そのパワーとは?」
彼女が君を見つめる。「それを探しているのに知らないというの?冠は意志を捻じ曲げる力を帯びているわ。違うものを信じ込ませるために。冠は海に捨てた方がいいの。このことは忘れないで。」
「君は何者だ?」問いながら、彼女に歩み寄る。
彼女が鋭い目つきで君を見上げる。彼女の口から左の耳にかけて長い傷が走っている。「私は物事を見通せる。必ずしも聞きたくないようなことも。」
「俺は聞きたい。」
彼女がうなずく。「賢明だこと。」不承不承といった感じで、彼女は別のカードを裏返した。「覚えておきなさい!冠はカーレにはないけれど、あると言い張る者は大勢いるわ。そして、それに騙された者が一人!その者だけは完全に信じ込んでいるのよ!」
彼女の不思議な警告に礼を言う。だが、彼女の注意は君から再び離れ、床の敷石のひび割れに注がれている。「通りは燃え上がり、」彼女がつぶやく。「狼どもが徘徊するでしょう。」
彼女を暗い光景の中に残したままその場を離れることにする。道まで後戻りすると、君は旅を続けた。


【感想】
またも女予言者の登場ですが、こちらは本物。ここでの予言は漠然とし過ぎてあまり役に立ちませんが、これからカーレの街に起こることを的確に言い当てています。彼女が主人公をいきなりアナランド人だと見破ったのも驚き。ただ者じゃないです、この人。もしも主人公がこの女予言者の言に従って、王たちの冠を危険なアイテムとみなして始末するようなことになれば、大変面白いのですが。第4部が楽しみです。
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