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S1-11 1日目:ダドゥーリーの洞窟を探索 [ソーサリー1:シャムタンティの丘]

恐らく魔法が助けになるだろう。
「SUS!」
呪文を唱えると、深い畏怖の念を抱かせる感覚が君を襲い、声が精神の中に語り掛けてきた。
この場所は一つの目的のためにある。その目的とは、お前に破滅をもたらすことだ、と。
メッセージと微かな笑いともにその声は消え、君は再び独りとなった。潮風の香りが左手の洞窟から漂ってくる。

左手の洞窟の中を覗き込む。僅かな斜面が暗闇の中を下っている。潮風の新鮮な香りが漂ってくる-おそらく海か水浸しの潮だまりへと続いているのだ。洞窟の入り口には低い岩がある。
一方、右の洞窟では、ピューピューと風が音を立てて塵を中に吹き込んでいる。中をのぞくと、遠くでかすかに揺らめく光だけが見える。
左手の洞窟から小さなげっ歯類がちょこちょこ出てきて、草原の方へ走り去った。
君は左手の洞窟の岩を調べた。やはり、それは君の頭の大きさほどのただの小さい岩だ。粗い立方体の形をしており、側面は苔で覆われている。そんなに重くはなさそうなので転がせるだろう。
幾らかのパワーを費やして岩を掴んで投げる。だが、そうすることで何か意味があったとは思えなかった。
もう一度岩を転がす。これにはかなりのパワーを費やした。その時君は、転がした岩の表面から剥がれた苔の余白部分に文字を見つけた。残った苔を拭い取ると、数行の詩があらわとなる。

 この断崖は引き裂かれ、二つの道となった
 理性を無くした我らが魔術師の手引きによって
 一つは安全へ、もう一つは死へ
 正しきものが残された時、残されたものは正しいだろうか?

戻る道はない。君はどちらかを選ばねばならない。
だが選択の前に、カラスの精霊に体力の回復を祈願する。
それは君の祈りを聞き入れてくれた。これでまたしばらくの間は助けを得られないだろう。自分の力だけで乗り切るのだ。

左手の洞窟を選び、暗闇に目を慣らすためにゆっくりと進む。数歩進んだ時、壁に這わせた指先に、岩に刻まれた記号の形を感じ取った。
立ち止まって調べる。それは『O』を意味しているように思われた。
洞窟は崖の中腹に続き、やがて下り坂へと変わった。両側の壁が狭まってくる。腹ばいになり、ダドゥーリーの古代の心臓部へと深く深く進んでいく。再び外に出られる確信もないままに…。


【変化点】
・現在/最大体力:5/10→4/10(魔法)→3/10(岩転がし)→1/10(岩転がし)→6/10(祈り)

【感想】
この詩は、left(残される、左)とright(正しい、右)のそれぞれで意味を置き換えて、「正しきものが左の時、残されたものは右だろうか?」とするのが正しそうです。
WS004997.JPG
SUS(危険察知)やHOW(脱出経路)は微かでさりげない変化で正解を教えてくれる傾向があります。このシーンの潮風がいい例。
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