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S1-12 1日目:洞窟探索は続く [ソーサリー1:シャムタンティの丘]

君は狭い開口部をやっとのことで抜け、もっと広いトンネルの中へと出た。この洞窟の内部は、奇妙な鉱物からなる条痕が通路に沿ってまばゆい蛍光を発している。その輝きはぞっとするような緑色で斜線を形作っており、それなしでは暗闇で道に迷っていただろう。
君は少し立ち止まって、岩壁の割れ目を眺めた。そのパターンはでたらめではなく、君には分からない何らかの言語の文字のように見える。まるで誰かが岩そのものに伝言を書き記したかのようだ。仮にそうだとしても、君には全く理解できない代物だが。

進んでいくと、前方に太陽の光が垣間見えた。
光の方へ向かう。そこが天井の低い空間だと気づかずに、あやうく暗闇の中で転びそうになる。そこは洞窟の狭い出口で、風から遮蔽されているにもかかわらず、差し込む日光によって明るく照らされている。
ふと君は、小さな平たい石があるのに気づいた。その上の岩壁には割れ目が走っている。蛍光を発する条痕の一部のようだが、外光の中ではその輝きは失われている。
その石を持ち上げると、その下には先ほど見かけたのと同じ筆跡の碑文があった。

 ここは魔法使いが調べし場所
 かの者ならざれば見過ごしたであろう場所
 かの者が生み出し闇の中、それは形を現す
 かの者、立ち止まり、光を閉ざす
 そして再び光は戻りくる

君は石を元に戻した。なすべきことは明らかだ。
「FOG!」
君が呪文を唱えると、チュニックの袖から黒い濃霧が立ち上り、辺りをすぐに埋め尽くした。全てが暗くなり、外光も遮られる。
すると、暗がりに一つの形が浮かび上がった。『T』の文字だ。それは壁のひび割れから発せられている。暗闇の中で初めて見えるようになったのだ!
霧が晴れると、壁は再びただの岩肌へと戻った。もしかすると、あれは空想だったのだろうか?

日差しに瞬きしながら狭い出口を抜けると、海岸線へと続く砂浜に出た。
カクハバード海だ。


【変化点】
・現在/最大体力:6/10→5/10(魔法)

【感想】
ここの描写はやや分かりにくくて、洞窟の中は蛍光を発する条痕で照らし出されていると描かれている一方で、洞窟の入り口から日光が差し込んでいるともあり、暗いんだか明るいんだか?な情景です。仕方ないので、洞窟は長く、最初の方が暗くて終わりの方は明るくなっていると解釈しました。
原作ではあまり有効な出番のなかった「FOG」の呪文ですが、今回は早速効果を発揮!多彩な呪文が魅力的な本シリーズ、原作では呪文の登場数や有効なシーンはかなり偏っていた気がしますが、Android版ではその辺りが再考されています。最初から有効な選択肢が多く、意外な呪文が意外な方法で役立つことも。すでに原作をプレイした熟練ユーザーを対象にしているからかもしれませんね。
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魔法の呪文の書の「FOG」の項が良いセンス!
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