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S4-145 24日目:1,2番目のスローベンドアに挑む [ソーサリー4:王たちの冠]

辺りが暗くなってきた。本来であれば、休む必要がある-空腹の場合はなおさらだ。
沈黙が下りる。まるで他のどこよりも静かな街角にいるかのようだ。おそらく、君が聞いた噂は正しいのだろう。スローベンドアから放たれる凄まじい魔力のせいで、大魔法使いはこの場所を見通せないのだ。
扉は大きいものの、いたって簡素なものだ。大ぶりの木の羽目板には華麗な彫刻が施されている。
扉のそばに何者かが袋を残している。かつて誰かが扉に挑んだのかもしれない。それは階段の脇に無造作に捨てられている。
袋の表面には少し焦げ目があり、それが置かれている段には、伸ばした手のような輪郭が微かに残っている。
恐る恐る袋を開ける。
特に危険はなかった。中には2,3本の瓶が入っている。
一本ずつ取り出し、瓶を振って中身を確かめる。ブリムベリーの搾り汁、聖水、火酒の詰め合わせだ。
瓶を荷物にしまい、捨てられていた袋からすぐに離れる。
扉の彫刻は不鮮明で歪んでいる。かつては美しかったのかもしれないが、今では火のせいで反って曲がっている。中央には、垂直に一文字『Ⅰ』と書かれている。
「dOC!」
ブリムベリーの搾り汁の瓶に魔法をかけると、それは輝いて泡立ち始めた。
液体がシューシュー音を立てるにつれ、扉の取っ手が滑らかになっていく
だが君が予期したように沸騰することはなく、液体はすぐに冷たくなった。
用心しながら取っ手に手を伸ばす。
金属はヒヤリとして冷たい。君の呪文が『HOT』を打ち消したのだ。

だが、扉はまだ開かない。君は罠の一つを生き延びたのかもしれないが、まだそれ以上のものが残っている。
案の定、扉を掴んだ君の指が灰色の埃の層に覆われ始めた。
すぐに手を引っ込めて呪文を唱える。
「fAL!」
頭上の天体と交信しながら、魔法を形作る。
だが呪文を唱え終わっても、君が期待したような効果は現れず、身体は軽くならなかった。
注意深く扉を上から下まで眺める。
今や彫刻は少し変形して、奇妙なことに凍りついたように見える。縦に2本の線『Ⅱ』が並んで描かれている。
ためらいがちに取っ手を握る-、が何も起こらない。
取っ手を回す。もう大丈夫だ。
扉が開いた。


【変化点】
・現在/最大体力:12/19→11/19(魔法)
・+聖水
・+火酒

【手掛かり】
・第1の呪文:スローベンドアを閉じている最初の呪文は炎だ。
・第2の呪文:スローベンドアを閉じている第2の呪文は石化だ。

【感想】
原作では、スローベンドアは全て別々の場所にありましたが、アプリ版では一か所にまとめて置かれています。
扉の魔法に対抗しないと、死ぬか、その魔法に相当する中枢大学の塔に転送されてしまいます。
今回のルートでは、手掛かりはdOCの塔ROKの塔で入手しました。
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