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S1-20 2日目:鉱夫のオーガと戦う [ソーサリー1:シャムタンティの丘]

ひんやりした坑道を用心しながら進む。百匹のゴブリンが働きながら歌っている、騒々しい鉱山の中心部へ降りていく梯子は無視して通り過ぎる。
やがて、分岐に出くわした。右の通路を行くと、それは丘の中腹の奥深くへらせん状に進み、木の扉の前に出た。扉には鍵が掛かっている。
「DOP!」
扉が小刻みに震え出し、鍵が外れる。用心しながら見守るうちに、ひとりでに取っ手が回って扉が開いた。
部屋はかなり広く、何かの倉庫であることは明らかだ。部屋の一隅には鈍い光を放つ黒い岩石が山と積まれ、すぐそばに置かれたバケツの中にも岩石が入れてある。
だが、それよりも畏怖の念を起こさせるものが部屋の真ん中には置かれていた。機械仕掛けの装置だ-おそらく圧縮機か石切り機だろう。そして、それを操作しているのは力強い巨躯のオーガだ。
そいつは今はまだ君に気づいていない。そう確信した君は、陰に潜んでオーガの仕事ぶりを観察した。奴は黒い山積みから岩を機械装置の口へ落とし込み、重いハンドルを回しては岩を砕いている。何かが装置の反対側から出てきているが、それを確かめるためにはもっと近づかなくてはならない。
勇気を駆り立て、戸口の陰から部屋を灯すロウソクの光の中へ踏み出す。オーガはすぐに作業を止めて君に向き直ると、不可解なほど怒鳴り散らしてきた。ナメクジのような相手に説得は不可能だ。
「dIm!」
君は呪文を唱え、効き目が現れるのを待った。君目がけて突進してきたオーガは突然動きを止めると、戸惑いの表情を浮かべて首を振った。それからやおら一歩進み出ると、次は一歩後ろへ下がった。何が何だか分からないといった様子だ。
それでもほんの少し優勢になったに過ぎない。よろめいて足を引きずってはいるが、オーガはなお巨大かつ脅威だ。

<第1ラウンド>
オーガは足を踏み鳴らしながら迫ってくると、ハンマーをほとんど投げるようにして振り上げた。その機を捉え、奴の喉元へ深々と突きを入れる。重い打撃を与えようとする奴の知力を欠いた獣性につけ込んだのだ!

<第2ラウンド>
奴は身体を守るかのようにハンマーを横に構えている。そのまま落としてきそうなくらいだ。君は素早く移動すると、奴の心臓を狙って再び突きを入れた。奴のハンマーが君の攻撃を防ぐ。
だが、オーガは突然よろめくと、機械装置の上に倒れ込んだ。装置はほとんど崩壊してしまった。

<第3ラウンド>
オーガが君の頭を狙ってハンマーを振り回す。今度は奴の目を狙うと、そいつは怒りと恐怖で叫んだ。愚鈍な怪物には自分に何が起こっているかも理解できていない。その落ちくぼんだのろまな目では、君の動きを追うことなどできるはずもないのだ。

<第4ラウンド>
通り過ぎざまにオーガに斬りつけ、返す一撃で脇腹に剣を突き刺す。奴は惨めに喉を鳴らすと、ドシンと床に倒れた。君は安堵のため息をつく-俺はまだ生きている!

瀕死のオーガがうめき声をあげる中、部屋を調べにかかる。
巨大な装置に近づき、ハンドルを回そうと試みるが、それを動かすには筋力が全く足りず、何も起こらない。だが装置から出た配管を追っていくと、一粒の大きな宝石を見つけた。君の指の大きさほどもあるエメラルドだ。金貨10枚くらいで取り引きできるだろう。君はそれを注意深く背負い袋に収めた。
次に、テーブルの上の岩の塊を調べる。だがどれもごく普通の石で、君の目に留まる物はなかった。
部屋の隅に移動しながら、注意深く目を走らせる。数分後、すすだらけの硬い何かを見つけた。チュニックで拭うと、それは二つ目の大きな宝石だった。
さあ、部屋はすっかり調べ終えた。誰かが来る前に部屋を去る頃合いだ。


【変化点】
・現在/最大体力:9/12→8/12(魔法)→7/12(魔法)
・+宝石(2個)

【感想】
このシャンカー鉱山、金属も宝石も取れるようです。
S1_ogre.jpg
↑左:オーガのフルパワー!、右:dImで弱体化後
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