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S2-62 8日目:水夫とゲームに興じる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

水夫は君にサイコロを手渡すと、金貨4枚をテーブルの上の見える場所に置いた。それから5個のサイコロを振る。
君もサイコロを振って、最初の宣言を何にするか考える。「街の貴人達をどこで見つけられるか知ってるかい?3の目が3つ。」
「知らねえな。4の目が3つ。」男が答えると、奴の女友達が同意してうなずく。
「彼らが失踪したのは冠が盗まれたからなのか?4の目が4つ。」
「冠だって?」顔をしかめて男が返事をする。「誰の冠だ?4の目が5つ。」
「コール。」
4の目は4つだけだ!水夫はため息をつくと、サイコロを一つ床に放り出した。

彼が顔を寄せてささやく。「連中は俺達を残して街を去ったんだよ。2の目が2つ。」
「彼らはなぜそんなことを?2の目が4つ。」
「税金の金庫を持ち逃げするためさ。2の目が5つ。」
「俺はあんたが間違っていると思う。そのことについても、サイコロの目についてもな、コール!」
2の目は4つだけだ!水夫がサイコロを一つテーブルに放り投げる。

「北門の方角を知りたい。教えてくれないか?1の目が1つ。」
「どの門のことだ?2の目が1つ。」
「街には2つの門しかないだろ。2の目が3つ。」
これに対する男の言葉はあまりに不明瞭で、君には理解不能だった。「俺が尋ねたことは忘れてくれ。コール。」君は手を振りながら言った。

「北門の呪文について何か教えてくれないか?2の目が1つ。」君が尋ねる。
「手伝ってやりてえが、」水夫が首を振りながら答える。「ほとんどの貴人は死んじまったよ。2の目が2つ。」
「それじゃ、呪文を知るには遅過ぎるってことか?」
「さてな。2の目が3つ。」男は何か言おうとしたが、それ以上口にしていいものか迷っている様子だ。
「あんたは自分の知っていることを俺にまだ話してくれてないんだな。2の目が4つ。」
水夫が座り直す。エッカが彼にうなずく。「ええとだな、」彼が言う。「俺の聞いた話によると、あんたが会いたいっていう奴を見つけるには、不死の者を倒さなきゃならんらしい。2の目が5つ。」
「興味深いな。コール。」
2の目は3つだけだ!水夫がため息をついて、彼の最後のサイコロをテーブルの上に投げ出す。君の勝ちだ。
水夫は金貨4枚を君に寄越した。「もう1回やるかい?」彼が尋ねる。
「もう十分だ。」財布を叩きながら君が答える。
彼はサイコロを脇に置くと、君の腕を肘で軽くつついて身振りで尋ねてきた。「エールをもう一杯付き合えよ。」
君が首を振ると、彼は肩をすくめ、カウンターまで千鳥足で歩いていった。それから2,3分後に半分になったエールの大ジョッキを持って戻ってきた。戻る途中に半分飲んだのだ。
君が立ち上がると、エッカがほほ笑みながらささやいた。「飲み過ぎたら駄目だよ。」

騒がしい部屋を歩き回っていると、部屋の隅に影のような人物を見かけた。フランカーだ!
近くまで行って彼のそばの席に座る。
「また会ったな!」彼が嬉しそうに声を上げる。前に会った時よりくつろいでいるようだ。おそらくここで果たすべき何らかの仕事を終えたところなのだろう。
「ところで友よ、」彼が低い声で言う。「サイコロはやるんだろ?」
「スウィンドルストーンのことか?」
フランカーの顔に笑みが広がる。「あんたがそれを知っているのは分かっていたんだ。」彼は上着の隠しから一揃いのサイコロを取り出すと、その半分をテーブルの反対側にいる君に寄越してきた。
「何を賭ける?」サイコロを受け取り、君が尋ねる。
「控えめな賭けにしよう。」彼が答える。「もしあんたが勝ったら、俺があんたの使命を手伝おう。だが俺が勝ったら、あんたに対する俺の恩義は終わりだ。次にまた会った時は、あんたの肩から首を切り落とすのも自由というわけだ。乗るかい?」
「いいだろう。」君が応じる。
フランカーがうなずく。「それなら条件は成立だ。そっちのサイコロにツキがなくて、あんたが悪手を指してくれることを祈ってるぜ。」


【変化点】
・金貨:71→75枚

【感想】
相変わらず難解な訛った文章。それにしても、みんな賭け事好き過ぎ。
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ところで、数日前に「New Game Plus mode」が追加されました。第4部クリア時のパスワードで各部をやり直すと、新しく追加された内容を楽しめる模様。ただ、アイテム等の持ち越しはなさそうです。
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