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S4-31 19日目:山頂の巣に忍び込む [ソーサリー4:王たちの冠]

マンパンはもうこれ以上待ってくれない。宿屋から歩み去り、元来た道を戻る。

廃れた道を下る。夕方になるにつれて風が強くなってきた。間もなく、また暗くなるだろう。無駄にしている時間はない。

南に伸びる道をまたたどる。右手に奈落が口を大きく開けている。太陽が地平線に向かって高度を下げていく。
峡谷にはロープの千切れた橋がぶら下がっている。

橋を背に、峡谷の縁を回り込む道を行く。今まさに太陽が沈んでいく。もうすぐ夜になる。
道が2手に分かれた場所まで来た。一方は山をくねくねと上り、もう一方は石の塔に向かって下っている。
さあ、どちらの道にしようか?

街道は山をぬって続いている。しばらくして、頭上の光景に足を止める。
岩の崖の遥か上に、小枝や苔でできた奇妙な構造物がある。まるで巨大な鳥の巣が広い岩棚に据えられているかのようだ。あそこまで岩壁を登れば、造作もなく中に入れるだろう。
荷物を離さないように注意しながら、岩肌をよじ登る。

岩を這い登り、巨大な巣のちょうど外にある岩棚に身体を引き上げる。
巣は山頂に自然にできた裂け目の中に、絡み合った小枝で造られている。
少し向こうで風が吹き抜ける。風で飛ばされるようなものは、とっくの昔に持っていかれたことだろう。
わら造りの壁の片側に暗い穴が開いている。君が中に這って入るのに十分な大きさがある。

穴をくぐって、巣の中心に潜り込む。
中は変わった鐘状の形をしており、空に向かって開いている。壁はわらで編まれ、羽根と毛皮の切れ端が敷かれている。
興味深く周囲を眺める。鳥にしては、たとえそれが巨大であったにせよ、信じられないような造形品といえる。どのような鳥がこれを作れるというのだろう?
巣を探し回すと、一方の壁に大雑把に包装された黒い仮面が見つかった。
だが、それを手の中でよく観察しようとした時、背後から甲高い声が聞こえた。


【変化点】
・+黒い仮面

【感想】
前にも書きましたが、ここは個人的にとても思い出深いシーンです。初めて原作のソーサリーをプレイしたのは第4巻だったのですが、最初のお宝はこの崖の上の巣で見つけた裏が金張りの鏡でした。しかし喜びも束の間、そのまま不可避のデッドエンドへ一直線。
しかーし、今回のアプリ版は一味違うのです!積年の恨み、今こそ晴らさでおくべきか~!
ちなみに、ここで発見できるアイテムは、現在の所持品で変わってきます。黒い仮面をすでに持っている場合は金張りの鏡に、それも持っている場合はまた別のアイテムになります。
WS000173a.jpg
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ヨッシーパパ

毎回更新を楽しみにしています。たまに今の持ち物を教えてもらえるとうれしいです。
私も少し遊んでいるのですが、英語が不得意でカーレがクリアできません。(泣)
by ヨッシーパパ (2019-12-06 08:27) 

teamtomtom

明けましておめでとうございます。
了解です。一流のエージェントらしく(笑)、マンパン要塞への突入直前に荷物の最終チェックをしたいと思います。
以前参考までに、このアプリのスクリーンショットをgoogle翻訳させてみたのですが、辛うじて概要が分かるかな、という程度でした。まあ、多少は使えるかもしれません。
by teamtomtom (2020-01-05 07:00) 

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