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S4-72 22日目:レッドアイ三人組に絡まれる [ソーサリー4:王たちの冠]

分岐点にはすぐ戻れた。たき火がまだ燃えている。ここは廃墟となった建物の狭間にある十字路だ。
路地をチラリと見やる。今となっては、おびただしい数の通りがあるだけだ。
マンパンの他の場所に何があるのか確かめに行く頃合いだ。

ゴミで散らかった通りを西へ戻る。両側の建物は傾くか倒れるかしている。
薄暗がりの陰の中、壁にもたれた二人の男どもに危うくつまづきそうになる。
そいつらが身体を起こして君の方を向く。「お客さんのようだな。」一人が言う。
そいつの両目は閉じられており、連れの方も同様だ。視線だけで相手を燃やせるという、カーレの恐るべきレッドアイだ!
「カーレからこんな遠くで何をしている?」
「貴様を殺そうとしてるのさ。」男が答える。
直後に背後で足音がした。別のもう一人が君の背後に立つ。
用心しながら挨拶する。カーレの北門に込められた呪いによって生み出されたレッドアイは、一瞥するだけで相手を殺せてしまう。あの街にいた時の連中の凶暴っぷりを君は思い出した。
「俺達はここでどんな奴を捕まえたんだろうな?」連中の一人が尋ねる。「クーガ神は、この食い過ぎのウドの大木がマンパンの人間かどうか、俺の目で確かめろとおっしゃっておいでだ。貴様はどこの出身だ?」
「クリスタタンティだ。」
奴らが鼻を鳴らす。「お前があそこの人間なんてことは俺達以上にあり得ん。」一人が言う。「クリスタタンティの奴らは髪を頭のてっぺんに結い上げて骨のピンを挿している、誰でも知ってるぜ!」
「お前達はマンパンの外の出身なんだな。」君が言う。
「そうさ、俺達の種族はカーレの出だ。貴様もそうだと俺は疑ってるぜ、その臭いからな。」
「さあ、言ってもらおか。スランの神殿に行ったことはあるか?カーレの臭い波止場に住んでおられる、真の神だ。」
「スランを信仰しているのか?」
「スランはあらゆる者の神さ。」そいつがしかめ面をする。「だが妙なことに、俺はスランの高僧の名前をど忘れしちまった。お前、覚えてないか?」

「シリシだ。」
「そうら間違ったな!貴様が嘘をついていたのはお見通しだ!」
「TEL!」
魔法を編み出しながら、布のスカルキャップを引っ張り出して被る。
レッドアイの思考の中に、焼けつくような熱視線がほとばしる光景が突出してくる。目を開いて君を燃やすつもりだ!
奴が目を開いた瞬間、君は身体を横に投げ出した。
光線は君の髪を燃やし、さらに背後に立っていたレッドアイに命中した。
残りの2人はその惨状を目の当たりにし、ポカンと口を開けて目を奪われたままだ。奴らの注意はそれている!
「KIN!」
頭上の星座に手を伸ばし、呪文を創る。鏡を掲げると、それはキラキラと輝き始めた。
やがて、一体のレッドアイが鏡から出現した。
驚くべきことに、悪党の一人が熱視線を浴びせようと目を開くと、複製の方も同じように目を開けたではないか!
互いの光線が行き交うと、両者とも即座に焼け死んでしまった!


【感想】
午前中に東通りを往来すると、原作でも登場したレッドアイ3人組がちょっかいを掛けてきます。往路のS4-60は夕刻でしたが、復路の今回はほぼ正午でしたので、S4-71のセーブポイントから何度かやり直した結果、ギリギリ遭遇できました。
Screenshot_20201005-213349.jpg
↑シリシと答えたらレッドアイから突っ込みがあるかと期待したのですが、残念ながら特に何もなく。
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