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S4-80 23日目:衛兵司令官カートゥームの前に連行される [ソーサリー4:王たちの冠]

さるぐつわと拘束具で縛られたまま、二人の衛兵にかかとを持って引きずられていく。
連中はこの騒動について、ああだこうだと低い声で話しながら、時折すれ違う同僚に君のことを言いふらしている。
君は二人に素晴らしい富と名声を提案して買収しようとしたが、さるぐつわをされた状態では、まぬけな無言劇以上のものにはならなかった。当然、連中は君を無視している。
どうにもならないまま、衛兵司令官の執務室に連行される。

その部屋に窓はなかったが、6個のランプがあちこちに置かれている。カートゥームという名のマンパンの衛兵司令官が、羊皮紙で散らかった木机の向こう側に座っている。
彼の執務室は小ぎれいにまとまっており、要塞の他の場所から推測されるようなゴミやがらくたの類は見当たらない。唯一私物だと思われるのは、彼の頭上に掛けられた美しい女性の肖像画だけだ。どういう訳か、彼女の顔には妙に見覚えがある。
君は頭を振り絞ってその人物の顔について考えた。
そして、ついに思い出す。シャムタンティの丘を旅していた時に見つけたロケットの顔と同じだ!
「アナランド人、俺のすぐ右まで来るがいい。」カートゥームがささやく。「貴様は可及的速やかに殺さねばならん。」
「そう急がなくていいだろ。」
奴が君をにらみ返す。その目には恐れが垣間見える。「貴様には奇妙な噂がある。例えば、年齢は千年を超えているだとか、この壁の外の世界を破壊したのが貴様の仕業だとか。その真偽は知らんがな。」
「それで、あんたはそれを信じるのか?」
彼が肩をすくめる。「結局のところ、俺は兵士だ。貴様を剣で斬れると信じているし、もし貴様が起き上がって再び向かってきても、また斬るだろう。それに、ここで一番の高さにある牢屋へ貴様を放り込めば、飛んで逃げることもできんだろうて。」
君はほとんど無造作なそぶりで顎を上げて、チュニックの外にロケットが出るようにした。
それが首元からぶら下がると、効果は即座に司令官の表情に表れた。君がロケットを開けて中の写真を露わにした途端、司令官の浅黒い顔が蒼白になる。
「そんなに慌てるなと言っただろう?」司令官に言ってやる。


【感想】
衛兵に捕縛されることで、中郭から一気に内郭へ移動することができますが、カートゥームにすでに会っている場合(ZEd後の再訪は除く)、弁解の機会は一切与えられず、即座に断頭台送りにされてしまいます。
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