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S4-79 23日目:魔法を使う衛兵隊長に拘束される [ソーサリー4:王たちの冠]

道沿いに進み続ける。月が昇ってきた。
ここより狭い迷路のような路地裏へ続く脇道に差し掛かる。

脇道を忍び歩く。背の低い倉庫が連なっている。前を通り過ぎると、穀物の香りがする。

ゴミがまき散らされた静かな通りに沿って歩く。ただ静寂と微かな死臭があるのみだ。月が暗い夜空をゆっくりと横切っていく。
通りを引き返すことにする。

倉庫の一つに潜り込む。内部には十分な空きがあり、幾つかはわらが置かれている。建物内は静かで暗い。
最後にここが使われた後で何かが隠されていないか、わらの中を探ってみる。
すると、部屋の隅で金の装身具を見つけた。何という幸運だろう!
背負い袋を置いて、硬い床にめげずに身体を伸ばそうと努める。今日はまだ何も食べていない。
魚の燻製を取り出し、手早く食事する。
気分が良くなったところで眠ることにする。ここなら安全だから、夢を見ずに済みそうだ。

翌朝、身体を起こし、服に付いたわらを払い落とす。
戸口からチラッと外を覗く。通りは静かなようだ。
再び扉から外に出る。

狭い通りを戻る。太陽が東の壁から出てくる。
ちょっとした角を曲がった時、向こうから三人の衛兵が歩いてくるのが見えた。一人は隊長であることを示す華美な装飾をまとっている。会話に夢中で、まだ君を見つけてはいない。
落ち着いた足取りと息遣いで、彼らに向かってそのまま歩き続ける。
彼らに近づくと、話の断片が聞こえてきた。
「でも、そいつはどうやるんです?」一人が尋ねる。「もしあっしがその言葉を言えば、それができるんですかい?」
「違うったら。」隊長が答える。「それをどう言えばいいか知る必要があるんだ、光と交信しようと意識しながら。一言二言唱えてやれることじゃないよ。」
彼らが通り過ぎようとした時、一人が君の顔を見た。そいつの目が大きく見開かれる。「お前は…、そいつだ!アナランド人だ!」
隊長がぱっと両手を開いて掲げる。電光が彼女の手のひらでグルグル踊っているのが見える!
どこかに逃げるまで、まだ少しだけ猶予があるかもしれない。倉庫は目と鼻の先だ。

エネルギーが発する馴染みのうなり音を耳にしながら、倉庫に背を向けて逃げる。
次の瞬間、君は背中に電撃を食らった!筋肉が硬直し、地面に打ち倒される。
立ち上がろうとするものの遅過ぎた。衛兵が君にのしかかり、隊長はもう別の呪文を準備している。
首に剣を突き付けられながら、君は縛られたまま引きずられていった。


【変化点】
・現在/最大体力:15/18→17/18(食事)→13/18(ZAP)
・食料:10→9
・+金の装身具

【感想】
やはりというべきか、マンパンには主人公と同じように武器と魔法を扱える衛兵がいました(これはアプリ版の改良点!)。今回のように対処方法を誤ると、あの強力な呪文を自分の身体で味わうことになります。
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↑いかにもエリート兵といった佇まい!
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