SSブログ

S4-90 23日目:隊長毒殺をあえて見過ごす [ソーサリー4:王たちの冠]

食堂の真ん中付近の席で、噂話をしている連中に近づく。その話は君が驚くようなものではなかった。
「死んだんだよ、」彼らが話す。「アナランド野郎がひとにらみするだけで、司令官は倒れたんだ。あのくだらない絵を胸に抱いてさ。」
「それで、今は誰が指示を出しているんだ?」別の者が尋ねる。
別の誰かが不機嫌な隊長を指差すと、他の者が首を振る。「何てこった。そいつは疲れる話だぜ。」

その隊長の隣に座る。「ゴブリン共があんたを毒殺しようとしているぞ。」彼に伝える。
「ゴブリンなら、全員に毒の料理を盛るだろうさ。」隊長が気難しく答える。「あいつらはタマネギを茹でることもできんのだからな。」
「あんたがあいつらのうちの一匹を殺したと聞いたが。」君が続ける。
「俺は連中を何百匹と屠ってきた。」彼が答える。「貴様もそうだろ?」
陰気な隊長のそばを離れる。喚声が拳闘の方から上がる。誰かがノックアウトされて勝者が決まったのだ。

別の席に座って給仕のゴブリンに合図する。そいつは君の前にシチューの器を置いた。
ゴブリンが毒を入れようとしたものと同じに見えてしまい、食欲を失った君はそれを脇に押しやった。

出口へ向かう。
戸口のところで、先ほど君と話したゴブリンが、独りで座っている隊長にシチューの器を持っていくのが見えた。
それをテーブルに置いて去ろうとした時、隊長がゴブリンの手首を蛇のように掴む。「パンも持ってこい。」それだけだった。
ゴブリンがほとんど平静を装えなくなり逃げていく。

隊長がひっくり返ったのは、ほぼ最初の一さじを飲み込み切らないうちだった。顔がみるみる紫色になり、苦しそうにあえぐ。衛兵が群がって様子を見守るうちに、彼は最後の息を吐き出して事切れた。
だが、手当てをしようとひざまずく者は誰もいない。別の隊長がやって来て、彼が完全に死んでいるのを屈んで確認したきりだ。
軽く身体を叩いてからうなずく。「心臓が止まったんだ、間違いない。」
衛兵が2,3人がかりで死体を運び去り、次第に会話が戻ってくる。
隅に寄り集まった3匹のゴブリンが君にお辞儀して、それから調理場へと駆けていった。

食堂の外は、山脈の静寂さに包まれている。2,3人の衛兵が行ったり来たりしている。
すっかり夜になった。どこか安全に眠れる場所を探すべきだろう。空腹なら尚更だ。
毒殺された隊長の死体が、塔の壁のそばに放置されている。怪物か何かが持っていくのを待っているのかもしれない。
死体のポケットをくまなく探り、1枚の紙きれを見つける。
バードマンの手で書かれているが、衛兵隊長に面会するための召喚状のようだ。この男は罰せられる予定だったのだろうか?それとも単に伝令するつもりだったのだろうか?


【変化点】
・+衛兵司令官からの召喚状:カートゥーム司令官と面談するよう、受取人を召喚する手紙

【感想】
公正を期するため、ターゲットの隊長に毒殺の陰謀があることを伝えてやりましたが、やはり助ける価値はなかったようです。ちなみに、強い臭いの毒を選択すると隊長にばれてしまい、ゴブリン自身が食わされて返り討ちに遭います。
Screenshot_20201006-205548a.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。