SSブログ

S4-107 22日目:西地区の門から野原に出る [ソーサリー4:王たちの冠]

朝目を覚ますと、寺院の門はすでに開け放たれていた。
いつの間にかそばに男が2人いる。君がまぶたを開くのを見て、片方がニヤリとした。
男達に挨拶すると、もう片方がニコッと笑う。「見たことのない風貌だな。でも歓迎するよ、大歓迎だ。ただ、もし食事を望んでいるのだとしても、あげられないんだがね。我らの神エッフェがそれを禁じているんだ。それでも実際には、ここでは多くのものが得られる。」
「ここは何の建物なんだ?」君が尋ねる。
修道士がうなずく。「寺院さ。我らは幸運の神エッフェを信奉している。」彼が後ろの階段を指し示す。「自由に入ってくれていい。でも、私も同志も、信者と賭けをするのに少々忙しくてね、そこは大目に見てもらわないと。」
うなずいてから、その場を離れる。

西へ向かう道を行く。道はすぐに高い石壁の端に沿って曲がり、少し行った先に金属製の背の低い扉がある。
空気が君の周りで微かにそよぐ。まだ冷たいが爽やかだ。
扉を押すと、驚いたことに鍵は掛かっていなかった。だがとても重く、手を離すとぴしゃりと閉じてしまう。

戸口をくぐり、コムギの茂る野原に出る。どの茎も君の背よりも高い。
扉が君の背後でバタンと閉まる。
締め出されたのではないかと再び扉を試してみるが、単に固いだけで開けることはできた。
扉を離れ、草地に踏み入る。このような丈の高い草をかき分けて進むのは骨が折れそうだ。

長い草の間を歩く。
その時、何か大きなものが君の足の上をずるずる滑っていった!
後ろに飛び退く。大きな蛇がコムギの間に消えていくのが見えた。
蛇から後ずさる。周囲の茎が元のように閉じる。蛇はどこに行ったのだろう?
空では雲が2,3個、すうっと流れていく。

野原を進んでいくと、長い草にまぎれて半ば腐った木の切り株につまづきそうになった。古木の内部から低い音が聞こえてくる。
屈んで切り株を眺める。蜜蜂が一匹、木の裂け目から這い出て、君が見守る中、空へと飛び立っていった。
剣で木の断面を切り開くと、百匹もの蜜蜂が突如飛び出してきた。
怒り猛った蜂の群れだ!荒々しい塊となって渦を巻き、襲撃者を探している。
群れが君のすぐ背後に迫ってくる。すぐにここを離れねば!


【感想】
ZEd発動後、主人公は記憶や持ち物を保持していますが、周囲の人やモノは以前の状態に戻っています。つまり、以前会ったことを相手は覚えていないので、初対面のような反応をしてきます。
当初、wheatgrassと書かれていたのでシバムギと訳したのですが、その後はwheatの方が頻出してきたのでコムギ(小麦)に変更しました。
Screenshot_20201007-082328.jpg
↑さらっと書いていますが、やっぱり一度死んだことになってます。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。