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S4-106 21日目:ロックデーモンが破壊した建物を後に、広場へ戻る [ソーサリー4:王たちの冠]

ロックデーモンは出現した当初こそ半ば四つん這いだったが、すぐに立ち上がると、ガラスでできた上階の床を砕いた。
立派な衣装に身を包んだ貴賓達が階下の林に転落し、驚愕や恐怖に満ちた叫び声を小気味よく上げる。自分達だけは安全だと信じていたのだろう。徴税請負人と思しき女はジャガーの上に落ち、もう一匹にあっという間に引き裂かれてしまった。
ロックデーモンが大音声を上げ、何らかの指示を求めて君を見下ろす。
貴賓達に話し掛けようと、首を骨折したりジャガーに捕食されたりしていない者を探す。だが、連中は君には畏怖以上の感情を示さず、ドレスや正装が許す限りの速さで逃げ去っていった。
しばらくの間、落ちてきたガラスや階上のクッションの残骸の山を見回す。案の定、それなりの金貨を見つけ、君の骨折りは報われた。
それから、ロックデーモンにこの建物から出るよう命令する。
そいつは雪崩のような音とともにうなずくと、向きを変え、通り道の木々をなぎ倒しながら大股で歩いていった。そいつが歩くと、床の上のガラスが砕け、貴賓達は密林の床によろけて倒れた。
ロックデーモンが向こうの壁に穴を開けて外に出る。穴を通して、空に星が見える。
立ち去る以外に、ここでやることは何もない。ロックデーモンの足跡をたどって外へ向かう。背後で、徴税請負人の豪邸が倒壊していく。
建物の外にはロックデーモンがいた。そいつはお辞儀をすると、煙を上げてパッと消え失せた。

潰れた建物から出て、広場にほど近い路地に入る。
ポンと音を立てて、君の魔法の力場が消える。
頭上の空の星が消えていく。

路地から広場に出る。
月明かりに照らされ、広場の隅は静けさの中にある。

もっと広い道が、荒廃した西地区へと続いている。
空はもう白み始め、東の方から暖かくなってきた。夜が終わりつつある。
広場の西の端から出ていく道は、修道院の門の前を通っている。夜間、寺院は閉じているようだ。
門のそばに丸まって横になる。寺院の慈悲が、君に安らぎの場所を提供してくれるよう祈りながら。
背負い袋を置いて、風にめげずに身体を横にしようと努める。
今日はまだ何も食べていなかった。リンゴを1つ食べると、気分が良くなってきた。
それから、考え事を頭から締め出して再び横になる。

夜の残りは生々しい夢で満ちていた。
柔らかな光が目の端で踊っている。しかし、やがてそれはどんどん強くなり、目の玉が眼窩の中で煙を上げて溶け出しそうな気がしてきた。寝返りを打っても光はどの方向からも一度にやって来た。
次の夢では、君は揺れ動く高い木の下で、冷たく湿った地面に横になっていた。足に痛みを感じて見下ろすと、一本の若木が君のももを突き抜けて生えているではないか。足を引き抜こうとするものの、そのたびに苦痛が襲ってくる。まるで自分の腱を引っ張っているかのようだ。
そして全ての夢の間中、君はアナランドが炎上する熱気を感じていた。君の使命は失敗したのだ…。


【変化点】
・現在/最大体力:12/19→16/19(食事&睡眠)
・金貨:108→122枚
・食料:9→8

【感想】
巨神兵みたいなロックデーモンですが、「なぎ払え!」と命令するまでもなく、このいけ好かない建物をぶっ壊してくれました。
とりあえず徴税請負人(Master of Taxes)と訳してみましたが、この女性こそがアプリ版のヴァルギニアです。あっという間の退場でしたが。
貴賓達も決して悪人ではなく、彼らに気に入ってもらえれば最大体力を増やしてくれるイベントもあったりします。
主人公「だが断る」
Sorcery! 4_Screenshot_2020.10.03_13.39.46a.jpg
↑上階は貴賓達の集いの場
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