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S4-118 22日目:摩訶不思議なZEdの塔を探索 [ソーサリー4:王たちの冠]

次の塔の扉へ近づく。保存状態は良く、無傷のままだ。
扉を入念に調べるが、隠された掛け金も秘密の構造も見つからない。今まで中枢大学で見てきたほとんどの扉とは異なり、この扉はほとんど傷みがなく、欠けている箇所もない。手前の床は分厚い埃で覆われている。
扉のすぐ隣の壁には表札が一部残っているが、君が判読できたのは『唯一』という言葉だけだ。その他はナイフの先端でえぐられている。
扉に耳を当ててみるが、何も聞こえない。
埃まみれになりながら腹這いになる。扉の下の隙間を通して覗き込むと、椅子の足とそのすぐそばに小さなテーブルらしきものが見えた。他の足や家具は見当たらない。部屋はこじんまりした様子だ。
ひんやりした取っ手を握り、扉を押す。
何も飛び出してはこない。

扉を抜けて踏み込む…が、気が付くと外に立ち、扉はさっきのように閉じたままだった。
力いっぱい扉を蹴る。
ドスンと音がして、玄関にこだまする。扉が再びパッと開く。
そのまま塔の中に入る…が、次の瞬間にはまたしても外に立っている。
「ZIp!」
星を君の思い描くように周囲に配置すると、指にはめた緑色の金属の指輪がギラギラと輝き始めた。
唐突に君は宙を駆け抜けた…。

君は扉の反対側に再び姿を現した。
このように厳重に守られた部屋にしては、中は豪華さの欠けらもない。使い古した椅子と小さい書き机があるだけだ。テーブルの上には砂時計と石板が置かれている。
扉は東西にあるが、どちらも閉じている。
部屋をざっと調べてみるが、何も見つからない。隠し扉もなければ罠もない。ただ、部屋の床には4本の大きな溝があった。
机の上で、砂時計の砂が落ちていく。いつひっくり返されたのだろう?
4本の溝は大きいものの、巨大というほどでもなく、実用的な役割ははっきりしない。塔の中央部に東から西へ並べて描かれている。
石板にはびっしりと記号が書き込まれている。小さく規則正しい記号が一行に並んでいる。辺りにチョークは見当たらない。
チョーク書きの記号をこすって消してみる。ちょうどその時、砂時計が流れ落ち終わった。

ふと見ると、石板には記号が書かれたままだ。確かに消したはずなのに。
石板を元のように置いて、椅子に座る。かなり快適で、形も好ましい。
砂時計の砂がまた落ちている。
砂時計を手に取り、扉から漏れる光の中で確かめる。真鍮製の部品は精巧に作られており、きめ細かい砂が封じられている。
砂時計をひっくり返し、砂が落ちていく様をしばし眺める。
その時、砂時計から単調な声がした。「時間だ。」


【手掛かり】
・記号||||:君は時の塔で記号||||を見つけた。

【感想】
砂時計と言えば時間、時間と言えばZEd。花京院ばりの名推理!
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↑まさにコレ。
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