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S4-126 23日目:それは石ではなくROKだった [ソーサリー4:王たちの冠]

奥へ向かう道を探しながら進んでいく。
すると、戸口をぴったりと塞ぐように立つ像に出くわす。それはまるで扉へ駆け込もうとするかのようなポーズをしている。
像は中年の女性で、片手を宙に掲げ、顔は上を向いている。まるで、手を上げて今はもうそこにはない何かを調べているかのようだ。
像は絶妙な出来栄えで、まぶたやしわのある顔などは非常に精緻にできている。製作者はこれに長い時間をかけたに違いない。
だがちょっと待った。さっき、あの像は動かなかったか?
扉の上の一点を見つめるその像の視線を追う。そこには一つの記号が描かれている。
腕に鳥肌が立つ。
像を掴んで持ち上げてみるが、びくともしない。2,3分頑張ってみたものの、諦めて一歩後ろに下がる。
「fAL!」
呪文を唱える。だが、君の体重は変わらない。代わりに、像の石の肌がはげ落ち始めた。
驚いて目をみはる。まるで強い風が部屋を吹き抜け、像を粉々に引き裂いたかのようだ。
像からは次々と岩の粉が落ち、幾分緑がかった悪臭を放つ皮膚が石の下から見えてきた。
近寄ってよく見ると、それは死体だった。君は今、死体だらけの部屋にいる!
彼らはずっとこの姿勢のまま葬られていた。石像の展示室は、実は灰色の肌の展示室だったのだ。
死んだ男性は、そこにはいない子供を抱えようと膝を折っている。黒い瞳の女性同士が部屋を挟んで見つめ合っている。ある女性はしゃべろうと、半ば口を開けたままだ。
戸口はまだ死体が塞いだままだ。だが、石化が解けた今となっては、死体を動かすのはたやすい。
歓迎したくない仕事ではあったが、君はそれをぐっとこらえた。

さあ、道は開けた。
死体が背後から君を見つめる中、塔を後にする。

池を横切る道は、次の塔の外側で行き止まりになっている。
だが、そこに扉があるのに、それ以上前に進めない。微かに光を放つ不思議な障壁で囲まれているのだ。


【変化点】
・現在/最大体力:18/19→17/19(魔法)

【手掛かり】
・記号||:君は立像の塔で記号||を見つけた。

【感想】
主人公は何とか耐えてますが、正直これはトラウマものです[がく~(落胆した顔)]。逆に考えれば、これで死体を長期保管することも可能かも。ミイラより原形を留めてますし、鑑賞にも十分耐えうるはず。ROKの意外な使い道発見…、ってあかんわ!
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