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S2-12 8日目:巨大コウモリを撃退、廃屋の探索を開始 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

大きな屋敷の門を通り抜け、広い前庭に入る。かつては壮麗な場所だったのだろう。魚を飼う池(今は淀んで悪臭を放っている)、噴水(今はひび割れて干からびている)、控え目な木立ち(今は生い茂って節くれだった老人のようだ)がある。
建物そのものはさらに傷んでいる。片側は完全に崩落しており、そちら側へもう一方も危険なほどに傾いているのだ。
木立ちに入って立ち止まり、周囲を見回す。その時、君を見つめ返す2つの輝く目に気づく。枝の一つに逆さまにぶら下がった巨大コウモリが君を見ている!
「POp!」
呪文を唱えて玉石をコウモリに投げつける。そいつが上手く避けたため、玉石は奴の後ろで炸裂して傷を負わせられない。
2個目の玉石を投げる。今度はコウモリの胴体の真ん中を捉えた。爆発が奴をバラバラに引き裂く!

再び館に向き直る。正面扉は男2人分と同じくらい幅が広く、閉じたまま堂々と佇んでいる。細い道が家の裏手へと回り込んでいる。
階段を上がり、豪邸の扉をノックする。返事はない。
もう一度、今度はもっと強くノックする。返事があるか確かめようと待ちながら、奇妙なことに気づく。木でできた扉の鍵穴に、穴の外に向かって深い溝が刻まれているのだ。まるで、何かの爆発がその穴を通って内から外に吹き出したか、あるいは扉の外に何かを取り付けて鍵穴越しに爆発させたかのようだ。
屋根の石板が1枚剥がれ落ち、君のかたわらの地面に落ちて砕け散る。
両膝をついて鍵穴をのぞく。最初は何も見えなかったが、やがて内部の暗闇が形を成してくる。無人の長い玄関には木の手すりが設けられ、家の奥へと続いている。壁は絵画の額縁や高価な装飾品で飾られている。完全な無人のようには見えない。
「DOP!」
鍵開けに時間を費やしたりはしない。君がひとたび呪文を唱えると、大きなオーク材の扉はきしんでから開いた。暗い玄関の向こうが見えてくる。

巨大な石造りの建物の中に入る。そこには冷厳な静寂があり、暑くて埃っぽい屋外とは全く違っていた。この場所は何十年も誰も住んでいないかのように感じられるが、埃があまり積もっていないことから判断すると、そんなに長い間無人だったわけではないのかもしれない。
足下で床板がきしむ。玄関の突き当たりには閉じた扉がある。枠の下に見えるているのは、向こうから漏れてくる光だろうか?扉の下の光がちらついて、明るくなり、そしてまた暗くなる。まるで人が後ずさりしたり前に進んだりして、その影が行ったり来たりしているかのようだ。だが、足音は聞こえない。
廊下に沿って進む。生気のない男達と不機嫌な女達の大きな肖像画が両側の壁に並び、通り過ぎる君をあざ笑ってくる。
絵の中の登場人物はみな豪華に着飾っているが、その顔にはナイフの傷跡が走り、耳は欠けている。彼らはカーレの暗い過去に君臨した盗賊王達に違いない!


【変化点】
・現在/最大体力:20/20→19/20(魔法)
・-玉石(2個)

【感想】
カーレの貴人達の正体がJoJoに明らかになっていきます。この館のイメージは、Dioのアジトとなっていたエジプトの館といったところ。今回入り口にいたのは、ハヤブサではなくコウモリですが。
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