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S3-14 10日目:第2の灯台に光を灯す [ソーサリー3:七匹の大蛇]

階段を一番上まで登り、天井を覆う闇ツルを剣で叩き切る。ツルからどろっとした樹液がにじみ出て、床の上に滴り始める。
ツルを切り裂いていくと、落とし戸が姿を現した。かんぬきで閉じられている。
だが、今や君の腕は樹液まみれで、しかもだんだん冷えて硬くなってきた。
腕を開いて呪文を唱えようとするものの、魔法を生み出す前に腕が今の位置のまま動かなくなった。魔法は泡となって消え、君は両腕を頭の上に掲げた状態のまま、像のように硬い殻に覆われてしまった。
そんな極端な状況が極端な処置を君に思いつかせた。体重を左右に移動させるうちに君の身体は傾いていき、ついにはバランスを崩して階段から転げ落ちた…。
床に落下した衝撃で、君の身体を覆った琥珀色の殻が砕ける。再び自由になった!
自由を取り戻した君は、階段に取って返すとかんぬきを引き抜いた。屋根の蓋が下りて開き、上から涼しげな星明りが差し込む。
さあ、移動する頃合いだ。平原に戻ることもできるし、塔の天辺に行くこともできる。

天井窓を抜けると、強い風が吹き付けてきた。ここはバドゥーバク平原北部にある石の塔の天辺だ。床には軸受けの軌道が設けられ、その上に青水晶がはめ込まれた黄銅製の筒の台が載っている。塔の床の片隅には、今君が開けた落とし戸がある。
全方向の景色を眺めながらその場でくるりと回る。今や地割れには水が流れ、最初の塔の光が当たった場所は緑があふれている。それを見た君の目から涙がこぼれる。
この塔の筒は以前見た物とそっくりだが、こちらの方がやや細く、50センチほど長い。機械を復活させるのに少し手間取ったものの、やがて筒から光線が出て土地を照らし出した。光に触れた時、君は急に元気になった。
君は機械の位置と焦点を慎重に調節した。光の下、大地が姿を変えていく。結果に満足して、君は胸壁の刻み目の1つに光源を固定した。
その場を後にして、落とし戸をくぐって塔の内部へ戻る。さらに塔の基部を出て、闇夜の中へと踏み出す。

平原をとぼとぼと歩く。進むに従い、草地は砂埃へと変わった。太陽石の光が2回明滅し、それから消えた。真夜中は静かで寒い。
地面の石の一部が、明るい黄色の奇妙な苔に覆われている。
興味をそそられ、苔を一掴み手に取る。それはみずみずしく、先端がやけに尖っている。鼻に持っていくと、レモンと濃厚なチーズと肥料を全部一緒にしたような匂いがする。カーレで飲んだ水が思い出される。あれは効果てきめんだった。
ためらいがちに舌の上で苔を味わう。味は良くなかったが、苦くはない。おそらく毒ではないのではないか?
勇気が出てきて、苔をひと塊口の中に入れて噛む。濃厚な黄色い汁があごから滴る。飲み下すのに苦労したが、そうした途端、胃から温かさが身体中に広がった。
この苔の正体が何であれ、とても身体に良いようだ!暗闇にもめげず、旅を続けることにしよう。


【変化点】
・現在/最大体力:17/19→19/19(青水晶)

【感想】
前述しましたが、灯台の光を浴びると体力は回復して大地は緑に帰るので、一見するといいことばかりのように思えるのですが、どうやらそう単純な話ではないらしいのです。
なお、この苔が味わえるのは旧世界だけです。
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日数縛りをした上でお気に入りイベントをこなすためには、細心の注意を払ってビームを調整し、さらに時の風も利用する必要がありました。
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