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S3-24 11日目:ブラックエルフの野営地を訪れる [ソーサリー3:七匹の大蛇]

「そこから出してやろう。」君が告げる。
頭を揺すってそいつがうなずく。「それはいい考えだ。あんたが思う以上に、俺は感謝してるんだ。」
「BIG!」
星座をあるパターンで周囲に作り上げる。すぐには何も起こらなかったが、やがて急に君の身体が大きくなり、いつもの3倍の大きさになった!奴が驚きであえぐ。
シャベルの大きさの指で、奴の頭の周りの土を取り除く。実際、彼は地面に生き埋めにされた人間だったのだ!
奴は自分の足で立ち上がると、埃を払った。
「スロフの祝福よ。」彼が息をつく。「信じられないくらいだ。」彼は君の方を向くと、くそまじめな礼をした。「すっかり気分が良くなった。あんたは命の恩人だ。この借りを何としてでも返したいが、あいにくあげられるものがなくてね。」彼はポケットを軽くはたいた。
元の大きさに戻った君は、その言葉を確かめようと、手早く奴の身体を探った。
すると案の定、ポケットの一つから状態のいい真珠の指輪が出てきた。奴は肩をすくめて半笑いを浮かべたが、君のなすがままにさせていた。
身体検査が終わり、君が奴から離れる。奴がうなずく。「それじゃ、ここでお別れだ。達者でな!」
彼は仰々しく手を振ると、農地を走り去っていった。少し先で何かに躓いたようだが、すぐに立ち上がると、君には見えない何かに謝った後、バクランドのもやの中に消えていった。

目と耳で危険の兆候を探りながら、終わりのない埃っぽい平原を歩き続ける。夕方になるにつれて、風が出てきた。
二、三百ヤード先に幌馬車や荷馬車からなる野営地が見えてきた。円状に並んだそれらの中央にはたき火が焚かれ、野営地を行ったり来たりする人影が見える。
君は隊商の方に向かった。すると、一本の矢が空を切って飛んできて、君のちょうど左の地面に突き刺さった!続いて、もう一本が君の右側に刺さる。
「おおい!」君が呼び掛ける。
返事はない。だが少なくとも、さらなる矢は飛んでこなかった。
「取り引きしたい!」
「金はあるのか?」風に乗って返事が届く。
「十分にな!」
「なら来い!」声が告げる。
慎重に歩を進める。この生き物達が信用できることを願うしかない。
それ以上矢は飛んでこなかったが、近づくにつれ、射手が矢をつがえて君の接近に備えているのが見えてきた。
これはブラックエルフの隊商だ!故郷を遠く離れたこの荒れ地で、彼らは交易を営んでいるのだ!

エルフ達の中に進み出ると、連中の疑う様な目が君に注がれる。
他のエルフよりも恰幅が良くて身なりの良い年長のエルフが君の前に立つ。
「DUD!」
君が星を決まった形に組み上げると、すぐに袖の下やブーツの縁から金銀財宝があふれ出てきた。地面にうず高く積まれたそれを見て、ブラックエルフ達がどよめいて後ずさる。この幻影に騙されるほど、彼らは飢えて絶望的な状況なのだろう。
「旅の者、あんたは確かに大変な金持ちだ。」リーダーが大げさに言う。「我々の野営地へようこそ!好きなように過ごしてくれ。そして、我らがウールーの交易店にも立ち寄って下され。」彼が幌馬車のうちの一つを指差す。「わしらはいつだって新しい客を歓迎しておるでな!」
「この隊商はどういうものなんだ?」君が尋ねる。
「わしらは哀れな避難民でね、」リーダーが答える。「長年住んでいた低ザメンから逃げ延びて、カーレに向かう途中なんだ。」
「なら、カーレはすぐ近くだぞ。」君が告げる。「俺もちょうどカーレから来たんだ。」
だがリーダーは首を振った。「旅人よ、わしらはもうここ何年もカーレの近くにいる。さあ、その辺をぶらついていてくれ。わしらの悩みの種に煩わされることはない。」
彼が脇にどくと、エルフ達が分かれて君を通してくれた。
野営地は明らかに不潔で貧しい様子だ。この乾燥した平原では、彼らはそう長くは生き延びられないだろう。
やがてエルフ達はめいめいの小屋や幌馬車に戻っていった。何人かは中央のたき火に陣取り、低い声で話し始めている。


【変化点】
・現在/最大体力:11/19→9/19(魔法×2)
・+真珠の指輪

【感想】
原作と同じく、ブラックエルフの隊商が登場。ここには旧世界の朝~夕方に来れますが、今回は灯台の光を重ねて相殺させる高等テクニック(笑)を使って出現させています。
やはり、彼らの隊商はバドゥーバク平原をグルグルさまよっているようですが、補給なしでは到底やっていけないはず。一体どうしているのやら。
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