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S4-103 21日目:粘液獣マカリティックに相次いで遭遇 [ソーサリー4:王たちの冠]

マカリティックの巨体はじくじくした脂肪に覆われ、顔は-そいつにあればの話だが-だらりと垂れ下がった肉のひだの中に埋もれている。まるでゆっくり融けているかのようだ。
そしてゾウのような鼻が粘液から突き出し、重そうな2つの耳が頭にある。
そいつが小さい声でささやきながら、君に向かってモゾモゾ動き始める。

化け物がゆっくりと向かってくる。何か使えるものがないか、荷物の中や床の上に目を走らせる。
念のため、鼻尖を装着する。それを見て、化け物ががっかりしたようにため息をついたようなそぶりをした。
相手がまださほど近づいていないのを見計らい、少しの間目を離して、ゴミの山を漁り続ける。
探索は成果があった。金の装身具を見つけた!
だが、君が姿勢を正した時、マカリティックは君のすぐ右隣りに立っていた!そいつのささやき声が大きくなる…。
「FOF!」
呪文を唱えると、輝く力場が君の身体の周りに形成された。今や、最大級に強力な攻撃以外からは守られたことになる。
化け物が鼻を鳴らしてぶつぶつつぶやきながら、君ににじり寄ってくる。それに対して、斜めにじりじり動いて距離を取る。
奴は部屋の真ん中で立ち止まり、慎重に君を観察している。
君がもう一歩後ずさると、化け物は向かいの壁に後ずさった。まるで失望したのか、それとも壁に鎖でつながれているかのようだ。そこでゼイゼイ言って一人でうめいている。
マカリティックから発せられる臭気は酷く不愉快だ。口を覆い、扉の外に急いで駆け出す。

入り口の部屋に戻り、比較的新鮮な空気に感謝して息をつく。

もう一方の部屋に入る。そこは広く奥行きがある。さっきの部屋がそうだったように、ここも長く湾曲した縦抗のようだ。
別のガラス板が左手の壁の高いところにはめられている。ガラスは苔むして、脂でぬるぬるして曇っており、向こうはほとんど見えない。
この部屋も実に気分が悪くなる有様だ。折れた剣、骨、ガラス片が床に散乱し、ドロッとした粘液がそこかしこにある。臭気も抗しがたい。
一歩前進する。その時、頭上のガラスに女の顔が一瞬現れ、すぐ見えなくなった。
部屋の向こうには扉があるが、ここにもマカリティックがもたれ掛かっている。どういうわけか、奴自身は君に興味はないにもかかわらず、君と戦うよう強要されている節がある。
背負い袋を開き、何か助けになるようなものを手早く探す。
木の皮のエッセンスの瓶を引っ張り出し、化け物に投げつける。
ドロッとした繊維質の液体がそいつの目に当たる。奴は顔をしかめたが、近づくのを止めようとはしない。
何か他の物が使えるだろうか?だが、役に立ちそうなものは見当たらない。
君が再び背負い袋を閉じると、化け物は訳の分からない言葉を早口でまくし立てた。


【変化点】
・現在/最大体力:10/17→7/17(魔法)
・+金の装身具
・-木の皮のエッセンス

【感想】
FOFのお陰で防御はほぼ完璧になりましたが、体力はガタ落ち。基本の六魔法は安心感はあるものの、体力の消耗が激しいのが玉に瑕。
原作ではドロドロした油の入った瓶が落ちていましたが、結局役に立たず。でも、B1-9で以前コメントしましたが、使い道がなくても印象的なアイテムは旅のいい思い出になります。
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