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S4-110 22日目:謎の詩の読解を諦め、地上に戻る [ソーサリー4:王たちの冠]

この部屋にある紙のほとんどは、湿気と歳月によって文字がかすれているが、損なわれていないものでも君の知らない言語で書かれている。その書体は輪と渦だらけで、謎を解こうとしても、ねじくれた書体が君の頭をくらくらさせてくる。
一枚の紙きれに、別の筆跡で注釈がつけられている。くっつき過ぎて読みにくいものの几帳面な書体が、遥かに最近のインクで余白を埋めている。

 生者か、はたまた動く像から成るや?
 星の光は力を与えぬ。
 生ける獣は鋳型であっても、構成物の要素にはあらず。

文章の前後関係がなければ、書き付けは大部分が意味を成さない。この部屋は、学者の書き付けを見つけるのにそぐわない場所だ。
紙切れをテーブルに戻し、さらに調査を続ける。木くずの他は、ほとんどが筆記用具だ。
だが、がらくたに混じって、一掴みの金貨を見つける。そのデザインは消えかかって不明瞭だ。リザードマンの類だろうか?

ベッドの上に横たわると、それは君の体重ですぐに潰れた。腐った木の粉が空中に舞い上がり、立ったままむせ返る。
少なくとも周囲には誰も見当たらない。

梯子を伝って地上に戻る。ひんやりとした山の空気の中、陽光に感謝する。
廃墟を後にする。
北の方のどこかに、小屋の屋根の中からそそり立つ石の塔の姿がある。
真昼は容赦ない暑さだ。

小麦畑を歩く。
ここは以前、眠っている人影を見かけた辺りだ。折れた草の茎の輪郭でそれと分かる。だがもう姿は見当たらない。
誰がここで眠っていたにせよ、立ち去る際に落とし物をしたようだ。金貨が数枚落ちている!
金貨を拾う。たったの7枚だが、それでもかなりの見つけものだ。
今や、太陽は天頂に達している。

丈の高い草がそよぐ中を歩いていく。草が君の足の周りで揺れている。
もし東の方に魔法使いの尖塔が薄気味悪く立ちはだかっていなければ、この風景は田舎生活の楽園と言えるのだが。


【変化点】
・金貨:122→127枚→134枚

【感想】
詩の意味は全くのちんぷんかんぷんです。各文章の最初の文字を並べると「CSA」になるのですが、そんな隠し呪文もなさそうですし。
ここのベッドは、S4-108のカマキリ男が寝泊まりしていたようです。
冒険の終盤に差し掛かってもなお、コツコツと硬貨を拾い集める主人公。冒険者の性ですな。しかも、一時ののどかな風景の中でやや郷愁に駆られているようです。
Sorcery! 4_Screenshot_2020.10.03_14.04.26a.jpg
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