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S4-116 22日目:PEPの塔を命からがら脱出 [ソーサリー4:王たちの冠]

扉を蹴り付ける。すでにひびが入っているにもかかわらず、扉はびくともしなかった。
ついに雄羊が君に覆い被さる。君はそいつの角に捉まり、凄まじい力で扉へと突き飛ばされた。
衝撃で扉の大部分が壊れ、化け物の頭の上に落ちてきた!奴がよろめいて後ずさる。
たった今砕けた扉を君が飛び越えると同時に、雄羊がもう一発突撃を扉にかます。
君は木片や石のかけらが飛散する中、扉の向こう側へ着地した。
今や扉は粉々だ。だが、雄羊は彫像のように戸口に立ったまま、出てこようとはしなかった。

塔を離れながら振り返る。眠れぬ雄羊は動きを止め、瞬きしない両眼で君を凝視している。
奴に寝ずの番を強いている魔法は、あの部屋だけに及ぶのだろう。あのような恐ろしい召使いを創り出すとは、ここを通り抜ける際にどう対処すべきか、大魔法使いが配下のことを考えていなかったのは明らかだ。
雄羊がゆっくりと向きを変え、台座へと戻る。そして君が最初に入った扉へ向き直ると、奴に課せられた永遠の務めを再開した。

二つの塔の間の短い道の途中に立つ。月が暗い空をゆっくりと動いていく。
アーチ状の石橋が戸口へと続く。だが、扉はレンガで塞がれている。見たところ、間に合わせの粗雑な造りだ。
槍を取り出し、レンガの間のくすんだ漆喰をほじくり出す。
すぐに仕事は済んだ。その時、どこか近くからつぶやき声が聞こえてきた。
漆喰の隙間に耳を当てる。
ブウブウ不平を言う声、引っ掻く音、肉の裂ける音が聞こえる。何かが壁に向かって投げ付けられているような鈍い音や、骨が折れる音もする。
漆喰を剥がして弱くなった壁を押すと、レンガは向こう側にずれた!息が詰まるような埃の雲が舞い上がる。
次の瞬間、2匹のゴブリンが壁の穴から飛び出してきて、君を転倒させて慌ただしく出ていった。連中は塔の中に囚われていたのだろう。

君が目にした塔の内部は極めて凄惨だった。そこは、生死を問わずゴブリン共で埋め尽くされていたのだ。
奴らはかなりの間ここに閉じ込められているに違いない。壁や床は、幾重にも塗り重なった奴らの血のりがべっとりとこびり付いている。
連中はあちこちに転がったり取っ組み合ったりするのに大わらわで、まだ君に気付いていない様子だ。
君が見ていると、どこからともなくもう1匹ゴブリンが出現した。
彼女は少しの間困惑してキョロキョロしていたが、すぐに他の3匹によって地面に引き倒された。
奴らは彼女の首を折ると、肉を引き裂いて生のまま食べ出した。
こんな光景が部屋の別な場所でも繰り返されている。部屋の隅には頭髪と骨の塊が散乱している。
勇気を奮い立たせ、剣の柄に手を置いて、悪臭に満ちた塔の中に踏み込む。


【変化点】
・現在/最大体力:12/19→9/19(雄羊の突進)

【感想】
雄羊から何とか逃げおおせたものの、次に待ち受けていたのは阿鼻叫喚のゴブリン地獄。
ここで地味に使われているS4-12でもらった槍は、アプリ版でありがたみが減ったアイテムの一つです…。
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