SSブログ

S4-120 22日目:DOPの塔は扉だらけ [ソーサリー4:王たちの冠]

眼下の渦巻く水流の上に高々と架けられたアーチ状の石橋を渡ると、しばらくして次の奇妙な塔に着いた。
月が沈み、星が増えてくる。可能であれば、どこか安全に眠れる場所を見つけるべきだろう。
塔には大きな円形の部屋がある。だが数歩も中に入ると、君は自分の進路を見失ってしまった。
塔そのものは単純で開けた場所だが、方向感覚を狂わせるところがある。それはざっと推測するだけで、20~30もの扉があるからだ。
気がかりなことに、床のど真ん中に1体の骸骨が横たわっている。
骸骨を検分する。完全に形が損なわれておらず、まるで眠っているかのように身体を丸めている。負傷や砕けた骨や捻じれた手足といった形跡もない。服の切れ端があちこちに残っている。
切れ端をもっと近くで観察する。それは魔法使いや商人のローブではなく、農夫の古着だと分かった。マンパンの地元民だろうか?
ポケットの一つの垂れぶたの下に、指関節から落ちた簡素な青銅の指輪が見つかる。
指輪を拾い上げ、自分のポケットにしまう。魔法には使えないから何の役にも立たないだろうが、どこかで出番があるかもしれない。
この空間に規則性をもたらしている扉に注意を戻す。その数およそ60か70はある。
もはやどの扉が入ってきたものか分からない。
扉の数を数えようと試みる。
205まで数えたところで止める。いつの間にか二重に数え始めたに違いない。そんなに多く扉があるほど、塔が大きいはずがないのだが。
「HOW!」
魔法を創り出すと、なじみのある穏やかな声が君に語り掛けてきた。「ここには目に見えるよりも多くの扉が存在する。」声が静かに教えてくれる。「実のところ、あらゆる扉がここにはある。だが、私がそなたを出口へ案内しよう。」
その言葉とともに、部屋が君の理解できる配置へと動いていった。かなり目まぐるしい効果だ。
呪文の助けを借りることで、君は自信を持ってどれがどの扉だか感じられるようになった。さあ、試してみよう。


【変化点】
・現在/最大体力:8/19→7/19(魔法)

【変化点】
・+青銅の指輪

【感想】
S4-70でも言及したブリア(ブリアはニックネームで、本名はアリージ)が絡む攻略ルートでは、この塔で彼女と遭遇するイベントが発生します。ちなみに、この骸骨は彼女の父親のものです。
この塔から無事に出ていくには、DOPの対抗呪文のfARを使ったり、ZIPでワープしたり、コンパスを使ったりと、色々な手段があります。一方、何の手立てもなく扉を抜けた場合、大魔法使いが侵攻中のアナランドか、第1部のマンティコアの洞窟か、カーレの霊廟のいずれかに転送され、どれも結局死んでしまうことに。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。