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S4-135 23日目:ホワイデの恐れが現実に [ソーサリー4:王たちの冠]

テントの外に出ると、露天商の女が君の肩を叩いた。「どうだいご友人、」彼女が言う。「石はあんたに宇宙の神秘を明かしてくれたかい?あんたの感覚を惑わしたり、魂を満たしてくれたりしただろ?」
「いかにも。」
「そうかい、そうかい!」彼女が君の背中をどやす。「皆にあんたの体験を話してやんな!良い一日を!」
市場に戻ることにする。

広場に向かって歩く。
突然、群衆の間に動揺が広がる。人々が叫びながら指差す。
見上げると、空に翼が広がり暗くなってきた。バードマンだ。
隠れる場所を求めて周囲を見回し、ある建物の角の後ろに屈み込む。マンパンの人々は恐慌に陥り、あらゆる方向に逃げ惑っている。

バードマン共が、今や無人と化した市場に着地する。
それから敷石の上を行進し始めたが、君の方には向かってこなかった。代わりに、占い師ファーレン・ホワイデの建物に入っていく。
しばらくの間、全てが静まり返る。君は身体を低くしたまま、聞き耳を立てた。
建物から弱々しい悲鳴が聞こえてくる。
頭を低くした状態で見守る。それ以上何も起こらない。
とその時、その建物の藁ぶきの屋根が外側に吹き飛んだ。
そこからバードマンが飛び立つ。ぐにゃりとしたファーレン・ホワイデを両爪で掴んでぶら下げている。
バードマン共は旋回して、内郭の塔の方へ消えていった。
さあ、どこへ行こう?

広場の北側は、魔法使いの尖塔へ続く広い坂道が大部分を占める。道の両側に並んだ衛兵が、近寄り過ぎた者を誰彼構わずにらみつけている。
近くのさらし台をチラッと見る。今は無人になっている。
騒がしい市場は相変わらずの活況だ。

夜が更けてきた。
さらし台にぶらりと立ち寄る。その向こうには絞首台がそそり立ち、首つり縄が微かな風に揺れている。
さらし台を眺める。囚人はいない。夜間は牢屋に連れ戻されるのだろう。それは頑丈な木製で、タールのようなものが塗られて黒々している。鍵はいたって単純だ。こんなもので長い間捕えておくのは、この要塞では無理じゃないだろうか?
ここから広場に戻ることも、警備の厳しい坂道を上ることもできる。


【感想】
S4-133で予言者ホワイデが恐れていた”それ”とは、主人公と会話することで(やはり予言者の)大魔法使いに目をつけられ、捕縛されてしまう自分の未来のことだったようです。
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