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S4-138 24日目:拷問官長ナッガマンテに囚われる [ソーサリー4:王たちの冠]

悪臭でほとんど吐きそうになりながら、アーチの戸口を屈んで通り抜ける。
乾いた血が壁や床に飛び散り、部屋中に身の毛もよだつような拷問具が散乱している。
部屋の中央に立っているのは、腰の曲がった醜悪なオーガだ。歯を見せてニタリと笑うその顔には、おびただしい傷跡が走っている。ボロボロの黒いフードを被り、鞭を手にしている。
「俺の贈り物を楽しんでくれたか?」もつれた舌で奴が尋ねる。
「何のことだ?」ぽかんとして君が尋ねる。
「ふむぅ。」奴は明らかに君の返事にいら立っている。「お前が間抜け野郎じゃないといいんだがな。それじゃ面白くないぜ。」
「あんたがナッガマンテか?」君が尋ねる。
得意げに奴が胸を反らせる。「いかにも!」
「ここはどんな場所なんだ?」君が尋ねる。
奴が君を見つめる。「知らんのか?」彼が言う。「まあいい。それで、お前は何者だ?」
「商人だ。」君がきっぱりと告げる。「だがもう行くよ。」
「おいおい、」彼が言う。「最初に少しここを紹介させてくれ。」
「それは楽しめそうだ。」君が答える。
嬉しそうに奴がうなずく。「それがいい。だが、実際にやってみせる方が俺は好みでな。」
そう言うと奴は、君が反応できる前に棍棒で君を殴り倒した。視界が薄れていく中、奴の満足げな含み笑いが聞こえてくる。「さあ、お楽しみだ!」

しばらくの間、全てが静かで平和だった。
君の母親が頭をなでて子守歌を歌いながら、優しく語り掛けてくる。「お眠り。」彼女がささやく。「今は起きなくてもよいのです。私と一緒にいなさい。」
もちろんこれは夢だ。だがいい夢でもある。時として、夢は現実より心地よいものなのだ…。

君は意識を回復した。今いる部屋は拷問具で散らかり、ゾッとするような光景だ。それに、君の両腕は鎖で壁につながれている。
傷跡のあるオーガが、足を引きずりながら歩いてきてお辞儀する。
「お前が言ったように、」そいつが告げる。「このナッガマンテ様はマンパンの拷問官長なのだ。ようこそ、お前があの侵入者だな。俺がきっと証明してやろう。お前のはらわたから読み取れるといいのだがな。」


【感想】
ナッガマンテのセリフはカーレの水夫以上に訛りが酷く、訳すのが超大変でした。surprise→shurprise、you→yoush、indeed→indeesh、little→lishle、excellent→eshelent、entrails→enshtrailsなどなど。
<Screenshot_20201007-203805.jpg>
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